52.持ってんじゃん ページ7
銀時side
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「…くっ…!」
天「ほう、これを受け止めるとは大したものだ小娘」
「小娘じゃ、ない!」
まるで庇うかのように俺の前に立ち、天人の刀をいとも簡単にへし折るソイツ
天「な!」
「危ないな、負傷者背負ってる人に普通刀向ける?」
天「当たり前だ!貴様の後ろにいるそいつはな!!今のうちに殺しとかねェとなんだよ!」
「は?ソイツって、銀時くんのこと…?」
全く危機感もなく後ろをちらりと振り返られる
俺の方をじっとみて不思議そうな顔をした後、また天人の方に向き直った女
きっとこの危機感のなさが俺にもうつってしまったのだろうが、ぼんやりと
…そういえばコイツの名前、聞いてなかったな、なんて思ってしまう
天「貴様が白夜叉の仲間だと言うのなら、貴様ごと斬るまでだ」
天人どもが、数人刀を抜いて俺たちの方に剣先を向ける
折れた刀を捨て、新たにもう片方から刀を取りだした天人は汚い笑みを浮かべていた
「まあ…私ごと斬るってのは別に構わないんだけど…」
こんな状況になって、守られるなんざ俺はゴメンだ
二人揃って斬られるくれェなら…!!
銀「おい、アンタは関係ねェだろ!今すぐ俺置いて逃げろ!」
「いやー、なんで負傷してる人置いて逃げんのさ。それただの外道じゃん」
さらりとそんな言葉を俺に吐き、女は臨戦態勢になる
戦力外どころか、ただの足でまといでしかない俺を除けば7:1
勝てるはずが、ねェ
「それで?誰からかかってくんの?……いや、やっぱやめた」
そりゃ、そうなるだろう
全員刀を向けていて、こちらは丸腰
………丸腰?
ふと、腰にある重たいものを触った
銀「いや…」
俺、刀持ってんじゃん!!!!
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えんさん(プロフ) - ミカさん» ミカさんまたまたコメントありがとうございます!!そう言っていただけると本当に嬉しい限りです!!^^ はい!!頑張りますね!! (2019年10月19日 2時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 続編ありがとうございます!最初から読ませてもらっていますが、もう、めっちゃ好きですw更新無理せず頑張ってください!! (2019年10月17日 17時) (レス) id: ee1104400e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えんさん | 作成日時:2019年10月15日 23時