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優「 ふぅ〜... さぁ,行こうぜ 」

ミカ「 ああ 」

『 .....あぁ 』


優の言葉で,皆んなが出口に向かって
歩き出そうとした.....けど,






__コツ



俺達の中の誰のものでも無い足音が聞こえた

その音が聞こえた瞬間,
皆んなの顔から笑顔が消えた...


フェリド「 あはぁ〜 待ってたよ,哀れな子羊くんたち 」

『 ッ.....フェリド 』

フェリド「 そうその顔♪ 希望が突然消え去る時の人間の顔 だからこの遊び,やめられないんだよね〜 」



.....やっぱり,罠だった


優「 遊びって...まさか,罠..... 」


優がそう呟いた瞬間,俺達のすぐ横を風が通った


そして.....







__ブシュッ



嫌な音が聞こえた...



優「 ...ぁ 」


俺が後ろを向いた時には,
もう家族はぐったりとしていた

フェリドは何のお構いもなしに,家族を床に落とす


フェリド「 あれ〜 一気に吸ったら,もう死んじゃった(・・・・・・)


『 死ん....だ?』


たった一瞬で...?
あれだけで,家族が一人死んだ(・・・)


優「 くっ...そおぉぉぉ!!」


優が怒りに任せて銃をフェリドに向けて撃つ

だが,当たり前のように
フェリドはその弾を軽々と避ける


優「 弾を...避けた...?」

ミカ「 駄目だ優ちゃん! この距離じゃ,あの化け物には当たらない!」

フェリド「 あれ〜 それ僕の銃じゃない 地図だけじゃなく,銃も盗ったのかあ 」



...あいつ,なんか企んでんな


フェリド「 あはは,いいねぇ君ら まだ抵抗できる元気があるんだ じゃあもう一つ希望をあげよう 」

『 ..... 』

フェリド「 実はその地図本物なんだ だから君達の後ろのその道を真っ直ぐ走れば,外の世界に出られる 外に出られたら,僕はそう簡単には追えない...

.....その希望と絶望の狭間で,
君らはどんな声で鳴くのかなぁ?」


優「 ...に...逃げろ!皆んな走れ!逃げるんだ!出口まで,早く!!」


皆んなはあまりの恐怖に今まで固まっていたが,
優の言葉を聞き,一斉に出口に向かって走り出す


優「 ミカ,A! 俺達でフェリドを足止めするんだ! 皆んなが逃げ切るまで,時間を稼ぐぞ!」

『 ....分かった 』


.....と言っても,武器も持ってないのに,
何すればいいんだ


そう考えていると,また風が通った
その先を目で追うと,フェリドが逃げている家族に向かって行っているのが見えた


フェリド「 言っただろ? 僕は君達の絶望した顔が見たいんだよ... 」



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百夜(プロフ) - でくのぼうさん» コメントありがとうございます!すみません,気づくのが遅くなり返信も遅くなってしまいますした!これからも,ぜひ楽しみながら読んでくださいね〜! (2018年11月15日 8時) (レス) id: f34efa6a3e (このIDを非表示/違反報告)
でくのぼう(プロフ) - 終わセラの小説あんまり無いから嬉しいです!面白くて主人公好きです!! (2018年10月30日 18時) (レス) id: 241dcc1151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨寧 x他1人 | 作成日時:2018年10月13日 20時

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