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◇ 漆黒のアシュラ ページ30




小「 それではこの前やった,呪術筆記試験の答案を返して解散にしまーす 」


先生はそう言いながら答案用紙を返していく

俺の得点は...


『 ...78点か 微妙だな 』


まぁ,吸血鬼の都市とか,研修施設の図書館で本をちらっと読んでたおかげかな

優はどれくらいなんだ?


『 優,どうだった...?』


俺がそう聞くと
優は急いで答案用紙を自分の腕で隠した

でも...見えちゃったんだよな


『 0点とか,まじ?』

優「 なッ?!し,仕方ないだろ!」


俺に叫び散らす優の後ろから,シノアがこっそり近づいてきた 多分,優の答案用紙を盗るつもりだろ...

まぁ,止めないけど


シ「 いただき!」

優「 あ?!シノア,てめぇ!!」


シノアは悠々と答案用紙を奪って見ると
驚いたような顔をする

まぁ,0点だからな...


シ「 うわー,これあれじゃないですか?超人にしか取れないと噂の,あの伝説の点数じゃないですかぁ!」


そう言いながらシノアは,優の答案用紙を皆んなに見せびらかすため,教室中を歩き回る

優は必死にシノアを追いかけている

優の答案用紙を見た奴は,次々に優を馬鹿にしたような発言をする

あ〜あ...優の奴,震えてやがる
怒鳴るかもなぁ...

俺はそう思い,そっと自分の耳を塞いだ


優「 見んなコラァァ!!」


優は案の定叫び
シノアから答案用紙を取り返した


優「 てんめぇ,いじめっ子すぎるだろ 」

シ「 いじめっ子とはなんですか クラスに馴染めない貴方を人気者にしてあげてるんじゃないですか 」

優「 余計なお世話だ!」

シ「 なーにが余計なお世話ですか チームプレイ出来ない人は,軍じゃ活躍できませんよ 」

優「 できるね!俺は超スーパー活躍する!」

『 0点が? 』

優「 0点ッて言うな!!」

『 本当の事だろ 』

優「 てんめぇ... 」

与「 まぁまぁ 」

優「 あ,与一 」

与「 優君たちは,子供の頃吸血鬼の都市に監 禁されてたから,読み書きは日本語よりも,英語やラテン語の方が得意なんだよね 今回は仕方ないよ 」


与一の言葉に,優が立ち直る
というか,調子に乗ってる

おめでたいやつだな...

あ,優の背後から君月接近...
おー,優の答案用紙を奪ったー(棒)


君「 ...頭に糞でも詰まってんのか?」


1言目がそれって...優,怒るぞ


優「 あぁ?!なんだよ偉そうにして!てめぇは何点だったんだ!」


君月は,優の言葉を聞き,無表情のまま自分の机まで戻り,答案用紙を持って戻ってくる


君月の点数は...



...1→←...3



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百夜(プロフ) - でくのぼうさん» コメントありがとうございます!すみません,気づくのが遅くなり返信も遅くなってしまいますした!これからも,ぜひ楽しみながら読んでくださいね〜! (2018年11月15日 8時) (レス) id: f34efa6a3e (このIDを非表示/違反報告)
でくのぼう(プロフ) - 終わセラの小説あんまり無いから嬉しいです!面白くて主人公好きです!! (2018年10月30日 18時) (レス) id: 241dcc1151 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨寧 x他1人 | 作成日時:2018年10月13日 20時

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