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部屋のベットの上でもなぜかぐずってる蓮
さっきまであんなに楽しそうにしてたのに
｢蓮〜にぃに教えてくれないとわかんないな〜｣
｢ぐずっ、、にぃ、、やなの｣
｢何が嫌なの？｣
｢ん〜！！やあ〜〜〜〜〜！！！！｣
それだけ言うともういきなり泣き出す
｢なんでそんな泣くの〜、、にぃわかんないよ｣
どうすることも出来なくて
ただ膝の上で抱きしめた
次第に落ち着いてきてたけど、
まだ膝の上でぐずってる蓮
｢………にぃ、、｣
｢なあに？｣
｢………げぇする、、｣
｢っ、ちょっと待って、｣
膝の上の蓮を動かしすぎないように身をよじらせて
向こうの机の上に乗ってる
ガーグルベースを手に取って
慌てて口元に当てると
可哀想なくらい戻し出した
｢、、ぅえ、、げほげほ、、っ｣
｢やっぱりしんどくなっちゃったね｣
蓮が吐ききった辺りでガーグルベースを置いて
ナースコールを押す
看護師さんが来てくれて
手際よく蓮を寝かしつけて、腕に点滴を指していく
｢これが終わったら、ちょっと検査しに行きますね｣
｢はい、お願いします。
あー、でも俺もう帰らないと、、｣
帰る時間が刻一刻と迫ってたこと
忘れてたわ
｢蓮、にぃ帰るね？｣
｢んー、やだぁ、、にぃ行かないでっ、ぐずっ｣
｢また明日来るね？｣
｢ひくっ、、にっ、、、｣
もう泣く気力もあんまりなさそうで、
いつもならぎゃーぎゃー騒いで泣くのに
今回はしくしく泣いてるのが辛かった
｢お兄ちゃんまた明日来てくれるよ〜
明日までのバイバイ頑張ってしようか！｣
ほら、バイバイだよ〜
看護師さんに涙を拭かれながら
蓮も懸命に手を振ってくれた
｢また明日な、バイバイ｣
俺はそう言って部屋を出た
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作者名：R
| 作成日時：2021年1月5日 13時
