紫 ページ7
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今回は病系ではありません
ご了承ください！！
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｢もう帰んの｣
｢うん、だって戻ってきちゃうし｣
｢やだ、帰んないでよ｣
｢辰哉も大人になりな？｣
目の前でブラを付け直すAさんを見て、
帰んないでよって駄々をこねる
｢俺、本気でAさんのこと好きなのに｣
｢辰哉には私よりもいい人がいるよ。
だってこんなに素敵で、優しいんだもん｣
服を着る手を止めて
俺の顔に手を添える
｢いい人なんて居ないっ、俺には｣
言いかけた言葉をAさんは
甘い口付けで塞いだ
｢これでおしまい。ね？｣
｢…………ずるいよ、、そんなのっ｣
それだけ言うとキレイめなブラウスを身にまとって
生々しくストッキングまで履き始める
なんかこのままだと悔しくて、
椅子に座って帰る用意をしてるAさんの所まで行って
その膝の上に向かい合うように無理やり座った
｢も〜子供じゃないんだから｣
｢子供だもん、、、Aさんよりも子供だもん｣
｢うわ〜それ言われるとキッついな笑｣
｢あ、、！いや、別にそういう意味じゃなくて｣
｢ふふっ笑
分かってるって、そういう所が可愛いのよ｣
彼女はそう言ってブラウスの胸ポケットから
紙タバコをひとつ取り出して、
俺に咥えさせる
｢私の真似して吸い始めたんでしょ？｣
｢……ん、｣
｢体に悪いから、やめなさいね｣
俺をどかして
もう一度だけキスをして
Aさんはホテルを出てってしまった
部屋に残るのは
乱れた俺の服と、タバコと、お酒と
可哀想な俺だけ
プルルルル プルルルル
｢なに｣
｢あ、ふっかやっと出た｣
｢なに？照｣
｢いや、何ってお前大学来ねえの？｣
｢あ〜、、、今日パス｣
｢なんで、｣
｢なんでって、、わかんねえ｣
それだけ言って
照との電話をぶち切りした
さっき咥えさせられたタバコを
もう一度口に咥えて、脱ぎ捨てられたデニムからライターを取り出す
肺の中が煙で充満する
あなた、火をつけたなら消してって
遊んだら、もとある場所へとしまって_____
fin
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きょもほくさんのユニット曲から考えてみました
遊ばれる側のふっかさんも、エモエモですね(何)
偶にはこういうのもありです？？
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作者名：R
| 作成日時：2021年1月5日 13時
