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とりあえずって俺とラウのカイロを渡すけど
まだガタガタしてる佐久間
｢もう戻ろっか｣
佐｢やだ。見たいの｣
｢やだって言っても寒いの辛いでしょ？
それにここで風邪ひいたら｣
佐｢見たいの、、、、お願い。｣
ラ｢…………俺、ある分のブランケット持ってくる。｣
｢…………頼んだわ｣
ラ｢うん。｣
ラウールが離れてってから
佐久間のそばにしゃがんでみる
｢さみーなー｣
佐｢さっっっっっっむいね笑｣
｢ラウが今ブランケット取りに行ってくれてるから｣
佐｢ラウールにも迷惑かけちゃってるね、俺｣
｢ん〜？いいんじゃない？笑｣
佐久間の手を取り擦るようにして温める
いつもなら、平気だよって言うのに
佐｢んふふ、ありがとう｣
｢………おう｣
素直にありがとうって言うんだもん
なんか恥ずいよな
しばらく待って、ふと空を見上げた時
｢えっ、、、、あれっ｣
佐｢……うそ、真冬の、、桜だっ｣
見上げた空には
厚い雲の隙間からピンクのオーロラが見えていた
ラ｢岩本くん！！佐久間くん！あれ！！｣
｢…………あぁ｣
後ろから皆も付いてきたんだろう
それぞれの歓声が聞こえてくる
目｢すげぇ｣
康｢ほんまや、、｣
翔｢まじですげえ！｣
涼｢よかった、見られて…｣
深｢ほんとに、桜咲いてるみたい｣
亮｢……佐久間っ｣
俺の隣の佐久間は
嬉しそうに、とっても愛おしそうに空を見上げてた
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作者名：R
| 作成日時：2021年1月4日 16時
