【HQ】狂 愛 物 語【短編集】

佐久早聖臣【過保護型ヤンデレ】 ページ39

Aが傷つくのを見たくないんだよ、と言うとだんまりと黙るA。


そうだよ、俺は、Aが傷つくのがみたくないんだ。



「後、古森とも必要以上に話したらダメだから。」


「えー、それは無理だよ。」


「Aに近づく奴は全員要注意人物だからな。」



ぴたり、とAの動きが止まった。そして、少しの間が沈黙が流れた。


何それ、と笑って誤魔化そうとするA。



「Aが傷つくのを見たくないだけって言ってるだろ。」


「それはおかしいでしょ、話しちゃいけないって。」


「話しちゃいけないどころじゃない。Aが傷つくのは嫌だから、もしそうなればそうなる前に閉じ込めるから。」


「‥‥‥え？」



すとん、とAの手から持っていたノートが滑り落ちた。


あぁほら、また怪我するじゃん。



「Aを傷つける奴は俺が許さない。」


「だからって‥‥‥。」


「Aのために言ってるだらな、ちゃんと守れよ。」



呆然と立ち尽くすAを軽く抱きしめると、落ちたノートを拾って、Aのてをすべりこませた。


そして、放心気味のAをその場において、俺はAをあとにした。




ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


アレ、佐久早くん潔癖症では‥‥‥((殴

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