百五話 ページ9
〜ＮＯ〜
「……え？」
長い長い沈黙の末、誰かがぽつりと声を洩らした。
みみっちいナイフなんかじゃなく、それこそ形が歪な実剣を持った男。
ぽた、ぽたとメトロノームのような一定のリズムを刻んで刃先から滴り落ちる血液。
＿＿＿＿＿＿＿そして、Aの細い腹部に貫通した刃。
そのあまりの異質さと状況判断のつかなさに気圧され、誰も動かない。
「……A？」
やっとのことで中身が空っぽな掠れた声を出したのは、イザナだった。
彼の目の前では、腹部を通り抜けた刃に血が伝い、ギラギラと鈍く光っている。
「久しぶりだな、�麈掬圓鵑里箸海両遒舛磴鵝�」
「………禪院、甚爾……。」
妖しく口角を上げる男に、Aは息も乱さずに彼を鋭く睨んだ。
「あ〜、ちと惜しいな。」
甚爾は柄の部分から手を離し、そのまま言葉を続ける。
「婿に入ったんでね、今は”伏黒”甚爾だ。」
その時、花垣は思い出した。
”�麈掬�Aさんは、伏黒、という男に･･･”
一番最初にタイムリープした際、ナオトがこれ以上深くは追求できない、と言っていた。
それ即ち、それ以上彼女の死亡状態が確認できず、流通しなかった、ということだ。
特級呪術師であるAに、ここまでのことをしたならば、普通ならばこの”伏黒甚爾”に関する情報が出回っても良いだろう。
……でも、出回っていないのは……。
「おっと、それ以上近づくなよ。離れろ。あと、そこの野郎は嬢ちゃんのそばに居る銀髪を引き剥がせ。」
「っ、は、はい。」
「俺から言わせりゃ全員ただのガキだが、見てる限り腕っ節だけは強ぇみてぇだからな。大事にはしたくねぇんだ、呪術師に来られたら困る。」
＿＿＿＿＿＿今日、この時間、この場所で彼女が死ぬから。
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カオスぅ〜 - wwwカオスこえてコスモは本当にウケるwwwクロスオーバーだけどちゃんと話し繋がってて凄かったです！ (1月9日 18時) (
レス) @page41 id: e51a54572c (このIDを非表示/違反報告)
キャンパスロング(プロフ) - 胡蝶 恵@副垢さん» コメントありがとうございます！短編集作りましたので、お暇があれば見てみてくださいね！これからもよろしくお願いいたします！ (2022年1月12日 6時) (レス) id: ba887c24aa (このIDを非表示/違反報告)
キャンパスロング(プロフ) - いゆさん» コメントありがとうございます！短編集作ったので見てみてください！これからもよろしくお願いいたします！ (2022年1月12日 6時) (レス) id: ba887c24aa (このIDを非表示/違反報告)
キャンパスロング(プロフ) - ふらんそわ。さん» コメントありがとうございます！ですよね、食べたいですよね！！三つ編み！！これからもよろしくお願いいたします！ (2022年1月12日 6時) (レス) id: ba887c24aa (このIDを非表示/違反報告)
キャンパスロング(プロフ) - uratanuki1010さん» コメントありがとうございます！短編集作ったので見てみてください！これからもよろしくお願いいたします！ (2022年1月12日 6時) (レス) id: ba887c24aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャンパスロング | 作成日時：2022年1月4日 15時
