【鬼滅の刃】奥様、今日も素敵です！

奥様、ドライフラワーをあげるらしい ページ3

〜ＮＯ〜




そこまで言うと、Aはドライフラワーを猗窩座に手渡した。




「それ、猗窩座に上げるわ。」




「いいんですか？奥様。」




心配そうにAの顔に聞く猗窩座に、Aは別ににいいわよ、と答えた。




「嫌ならいいのよ、無理に受け取らなくても。」




「いえっ、そんな訳では有りません！」





少し悲しそうに言うAの発言に、数秒驚き慌てて返答すると、猗窩座はドライフラワーを畳にそっ、と優しく置く。





「じゃあ、どうぞ。」




「ありがとうございます、奥様。」




お礼を言われるようなものじゃないわよ、とAは笑いながら話しかけた。




「それに、そのドライフラワー、小さいでしょ？だから、お守り代わりにもして欲しいの。」




確かにドライフラワーは小さく、洋服についているポケットに入るぐらいの大きさだった。




「そうします、奥様。」




「、、、、、、ふふっ、大切にして頂戴ね。」




「勿論です。奥様に頂いたものですから。」




猗窩座の返事に、Aは嬉しいわ、と返すとふと今の時刻を確認する。





「あら、そろそろ無惨様が帰ってこられるわ。それじゃあ、ここら辺で帰るとしましょう。さようなら、猗窩座。また話しましょうね」

無惨様、奥様にメロメロらしい→←奥様、ドライフラワーをあげるらしい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す