奥様、鬼殺隊本部に行くらしい ページ20
〜NO〜
「愈史郎、Aさんが人を食べないのは本当ですよ。」
「、、、、珠世様がそう仰るなら。」
まだ少し疑っていた愈史郎だが、珠世の後押しも有り、ようやく納得してくれたようだった。
「先程血も頂きましたし、Aさんはこれからお帰りになるんですか?」
「それが、炭治郎君が鬼殺隊員として、私を鬼殺隊本部に連れていかなくてはならないらしくて。行く羽目になりましたわ。」
「そうですか。禰豆子さんの事もあって、以前よりは理解が良いかも知れませんが、お気をつけて。」
禰豆子という事例がある為、以前よりは理解されるかもしれないが、それでも彼女は鬼。
鬼殺隊という鬼を斬る組織に顔を出す以上、いくら彼女が強かろうと警戒はしなくてはならない。
「分かりました、気をつけますわ。珠世さん、色々とありがとうございました。」
珠世にそう言うと、Aは少し焦っている炭治郎と共に、屋敷の外に出た。
「あ、Aさん!まだ日が落ちてないので、日傘を差してください!」
「ありがとう。炭治郎君。そんなに話していたかしら。もう夕方だわ。」
Aは、炭治郎から先程まで使っていた淡い金色の日傘を受け取り、開いた。
「すみません、Aさん。巻き込んでしまって。」
「良いのよ。私は鬼だし、炭治郎君だって鬼殺隊員だものね。しょうがないわ。」
申し訳なさそうな顔をする炭治郎に、Aはそう言いながら笑いかけた。
「、、、、、、鬼でも、Aさんは人を食べないんですよね。」
「、、、、、、えぇ。そんなに珍しいかしら。」
「とっても珍しいです。禰豆子が鬼になった時も、誰も何も言わず鬼という理由で禰豆子を斬ろうとしました。鬼は、人を食べるっていう感じしかしなかったらしいです。」
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キャンパスロング(プロフ) - 雨傘蓮華さん» コメントありがとうございます!お褒めいただき、光栄です!ここまで読んでくださってありがとうございました! (2020年4月9日 19時) (レス) id: fc6c24e86d (このIDを非表示/違反報告)
雨傘蓮華(プロフ) - は〜(°~°)ボロ泣きしました...初めてこういう設定の小説見ました、めっちゃ面白かったです! (2020年4月9日 12時) (レス) id: 3bc89f1424 (このIDを非表示/違反報告)
キャンパスロング(プロフ) - 零華さん» ここまで読んでくださってありがとうございます!私も上弦や下弦との関わり書きたかったです(。∀゜)番外編出そうか悩みます、、、、、、。あ、番外編出したら、赤星にしちゃってくださ((殴 (2020年3月11日 13時) (レス) id: fc6c24e86d (このIDを非表示/違反報告)
零華 - 完結、おめでとうございます。出来ればもう少し上弦と下弦との絡みが、見たかったです...夢「次回、パワハラワカメ死す。ドゥエルスタンバイ!!キラーン」無「嘘だぁぁぁ夢「ニヤァ( ・_・)ノΞ●~*」ドカーン夢「思い知ったかこのワカメヤロー( *´艸`)ムフフ」(?) (2020年3月11日 13時) (レス) id: f56491ae0c (このIDを非表示/違反報告)
キャンパスロング(プロフ) - 花柄の何かさん» ここまで読んでくださってありがとうございます!次回作も早く作りたいです! (2020年3月11日 11時) (レス) id: fc6c24e86d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キャンパスロング | 作成日時:2019年12月14日 1時