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「これは伊達くんを呼んだ方が良さそうだな……。」
「でも伊達さんは今日、有給取られてるじゃないですか。」
「そうだったわ、どうします?」
この二人の保護者的存在でもある伊達を呼ぼうとしたものの、彼はナタリーとの新婚旅行のため、有給を取っている。
「二人とも離してよ、暑苦しいのは嫌い。」
Aは顔を顰め、冷ややかな眼差しで彼らを見た。
彼女のその迷惑そうな態度に、二人はぴゃっとウサギのように飛び上がって離れ、ごめんと謝る。
「早速、会議をはじめましょう?」
Aはうっすらと微笑むと、退いた二人をスルーして席に着いた。
「おぉ、強いな……。」
「美人の冷たい目線は刺さりますね……。」
しゅんと口をとがらせた松田と萩原を席に座るよう促し、Aは議題に触れた。
____数時間後。
無事に話し合いは終わり、Aは来た道をぼんやりしながら歩いていた。
今回の会議で、Aの所属する呪術高等専門学校提携管理局警察課は、正式に捜査一課強行犯三係と提携することに決まり、Aはより一層の激務を担うこととなってしまった。
つらつらと並べてある条約を一通り読み、彼女は空を見上げる。
「ヒロくんとゼロは今どこにいるんだろ……。」
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スコッチ大好き - 更新待ってます。続きが気になります (2月12日 16時) (レス) id: b5263111cf (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - しつこいですが更新待ってます〜頑張ってください! (2022年10月29日 12時) (レス) @page16 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - こんばんは!!更新待ってます!!応援してます (2022年10月16日 20時) (レス) @page16 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キャンパスロング | 作成日時:2022年9月23日 14時