呪術高等専門学校 提携管理局警察課【名探偵コナン】【呪術廻戦】

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「とりあえず、今日は就任挨拶で警視庁と警察庁に行かなきゃ。」




はぁ、とあからさまに項垂れるA。



ミルクティー色の髪の毛がつまらなさそうに風に乗ってゆれている。



怒る真希と止めるパンダの間の空間に、ひょっこりと現れた狗巻は、そんな彼女を見たながらパンダに問うた。




「こんぶおかか明太子(警視庁と警察庁の違いって何?)」



「警察庁ってのは各都道府県警をまとめるトップなんだけど、東京は県警とか都警とかでは無くて、代わりに警視庁がある、みたいな感じだな。」



「棘おまえ、パンダに解説求めるなよ。」




呆れたように真希が言うと、彼(？)は、パンダはなんでも出来るからな、と自慢げに胸を張った。




「まぁ要は警視庁より警察庁の方が偉いってこと。」



「それはもうどうでもいいから、とりあえずコイツつまみ出そうぜ。」



「えっやめてよ。」




頑張れよ、と真希に励まされ、元気の出たらしいAはじゃあ行ってくるね、と席を立ち上がった。




「行ってら、気をつけろよー。」



「高菜ー、ツナマヨ!(行ってらっしゃい、気をつけて)」



「えー！まって行ってきますのキスは！？」



「んなもんあるわけねぇだろ！」





再び呪具に手をかけた真希を、パンダは反省してないな、悟も、と鼻歌を歌いながら制した。



ぶーぶーと口をとがらせる五条の頭を、狗巻がおかか！！と叫びながらぶっ叩くものの、当然無下限があるので届かず。




「じゃあね、あ、悟はさっきのやつに絶対印鑑押しといてよ。」




仕事をしない(する気もない)五条に印鑑を押すよう釘をさし、Aは騒がしい提携管理局の自室を後にした。

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