ブランケット…？ ページ17
「Aちゃん、ほんとに無理しないで？あとは俺達で終わらせとくから」
『フジくん………私は私のやる事をきちんとするから大丈夫だよ……………』
ここ1週間ほど、本業であるデザインの仕事の忙しさがピークに達していて、編集の手伝いやキヨくんとのマリメ実況も撮れていない。だからこうして、仕事終わりに最俺ハウスに寄り、少しずつだが編集作業をしている。
今はフジくんから電話が来たので編集作業をしながら通話をしているところ。
フジくんの後ろからはドラムやギターの音がしているからきっとわくバンの練習中なんだろう。
ライブも近いのに、心配してくれるあたり、優しいなぁなんて考える。
『あと少ししたら帰るから大丈夫だよ。練習頑張ってね』
あ、まって！なんて言ったフジくんを無視して通話終了ボタンを押した。
・
キヨside
「キヨ、Aちゃんがハウスで編集してるらしくてさ、仕事で疲れてるはずだし心配だから見てきて貰えない？」
家でドラマを見ている時、フジから電話が来た。
なんで俺？なんて思ったけど、心配そうな声色のフジに頼まれたら行くしかないだろう。
「ん。分かった行ってくるわ」
ありがとー！なんて安心しているフジに「その代わり今度またコース作ってくれよ」なんて言ってから切った。
急いで支度をしてハウスに向かった。
・
ガチャりと音を立てながら鍵をあけ、玄関に入る。
「Aちゃーーん」
呟いてみたが、少し反響しただけで返事はない。もしかしてもう帰ったのかも。
そう思いながらも一応、部屋に入った。
「Aちゃんー？………あ」
俺が見ると、机に腕を組んでうつ伏せになりながら、すーすーと寝息を立てているAちゃんがいた。
横にあるパソコンには編集を終わらせた動画が流れていた。
チェック中に安心して寝てしまったのだろうか。
「ちょっとー大丈夫ですかー」
軽く肩を揺すりながら声をかけても爆睡しているようで返事すらしない。
相当疲れてるんだろうな。
近くにあったブランケットをかけてから「おやすみ」と声をかけて、ハウスを後にした。
・
翌日
『ねぇ、誰かブランケットかけてくれた？』
こ「俺違う」ヒ「おれもー」フ「え、俺じゃないよ」
キ「は？俺なわけねーだろ」
こヒフ(キヨ……)
キ「あー…幽霊じゃね」と雑に頭をかきながら言うキヨ。
『えっ……ゆ、ゆゆゆ幽霊！？！？』
こヒフ(キヨ………)
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こっぺ(プロフ) - 湊さん» コメントありがとうございます！もっとぶっ飛んだ森さんをこれからも楽しみにしてください！笑ありがとうございます頑張ります！！！ (2021年4月15日 13時) (
レス) id: 333d27e79f (このIDを非表示/違反報告)
湊 - 森さんめっちゃ面白い！！好きだわ.....これからも、応援してます！ (2021年4月14日 20時) (レス) id: cf9f44b425 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺ(プロフ) - きゅうりさん» コメントありがとうございます！これからも楽しんで読んでいただけると嬉しいです！！！ (2021年1月13日 14時) (レス) id: 333d27e79f (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - めっちゃ面白かったですwwwwwツボるwww (2021年1月7日 23時) (レス) id: 6118eb0aad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺ | 作成日時：2020年11月11日 12時
