食満先輩の許嫁！？【忍たま】

なな ページ9

お風呂も入り(一緒には入ってませんよ！？)、長屋に戻ってきた。中には留とは別の色をした布団がピッタリくっついて敷かれていた。
留「伊作ぅ…！！」
『どうどう…いいじゃん、くっついて寝れば！』
留「お前なぁ、ほんと何もかも成長してねぇな！」
『どゆこと〜、失礼だなぁ……』
別に留とくっついたて寝た所で何も起きないだろ←
同じ布団じゃないし。考えすぎだわ！！



留が布団を離そうととしたので慌てて止めた。
『ダメ！！色々話そうよー！！』
留「ったく……分かったよ」
よっしゃ！今までの事色々話すか！6年分…かな？




・



向き合いながら村であった事を沢山話した。
勿論、今日の事も。
『いきなり言われて驚いたよ……』
だいぶ話し込んだな。すごく眠くなってきた。
留「お前眠いだろ、もう寝ろよ。」
留は私に布団を首まで掛け直してくれた。
『聞いて、留……私は許嫁って言われて……驚いたけど……でも…留のだったら嬉しいなって…ちょっと思ったよ…』
少し笑うと留はすごく驚いていた。
『留、おやすみなさい……』
留「おう……」
留は向きを変えて寝てしまった。明日から何だか楽しそうな生活が始まるのかと思いながら眠りについた。






・
留三郎side

Aが寝たみたいだけど、俺は眠れなかった。「許嫁は留のだったら嬉しいと思った」なんて言われれば考えてしまうだろ、誰でも！！


ちらりと見れば昔と変わらない寝顔のA。
両親からの「二人で帰ってきなさい。」という手紙が頭に浮かんできた。
ぜってー俺は帰らない。半端な気持ちで忍者を目指してると思うような親の元には帰りたくない。でも、Aはどうするんだ？一緒に住め、なんて言われて訳もわからずここに送られて……あまりに可哀想だ。





俺は、戻らない。でも、Aの事は俺も好きだった。ずっとずっと。だから……




留「A、決めるのはおまえだが……戻らないでしばらくここで過ごそう。卒業しても一緒にいてくれるか？……なんて聞こえてねぇよな」
少し笑って寝直そうとすると襖の奥に人の気配が。




留「おい、盗み聞きなんて趣味悪ぃな〜」
少し襖を開ければやはり六年の皆がいた。
仙「留三郎、いつの間にそんな事を言うようになったんだ」
小「少しかっこよかったぞ！少しな！」
文「忍者の三禁を忘れたかバカタレ」

留「うるせぇなお前ら！！さっさと寝ろ！！」
俺が言うと笑いながら部屋に戻って行った。






冷やかされてる……よな…….？？

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