転生したばっかりなのに政略結婚させられそうです【wrwrd】

たまには一息つきたいね？ ページ45

あの事件以降、さらに厳しくなった警備の中




「たまには一息つきたい」と愚痴をこぼした私のために




チーノとショッピが「ピクニックしませんか」と提案してくれた





ちょうど天気も気温もいい感じだったので




大きな布を広げて、遠慮がちだったリリーも引き連れ






5人で丸を描いて座った
















先日の暗殺者の方やアリス様などはどうなったのか気になり






ショッピやチーノにさり気なく聞いてみたが





syp「……世の中知らない方がいいこともあるんすよ」





ci「………さ、さぁ…？よく分かんないっすね〜……」




とあからさまに話を逸らされるので、






何となく察して、それ以上深くは聞いてない












ci「毎日掃除してるだけで、この庭の使い道ないかなーって思ってたんですよ！




たまにはピクニックもいいですね〜！」








と言い元気よくサンドイッチにかじりつくチーノ







syp「…美味いっすね」






その隣で静かに食べているショッピ








『おかわりがいるなら、もう少し作ってきますね』




といい、席を立ってしまったリリー





(リリーもたまには休めばいいのに！！)






ちらっと視線をゾムの方に移すと、真剣にサンドイッチを口に運んでいた







えげつないスピードで彼の胃の中にサンドイッチが消えていく







(胃の中、ブラックホールなの？)






じっと凝視していると、ゾムが視線に気がついたのか




こちらに顔を向けた瞬間





私は急いで視線を外した

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