転生したばっかりなのに政略結婚させられそうです【wrwrd】

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この気持ちは、心の奥に蓋をして閉じ込める




(知らない…、私は何も)





zm｢ホンマに、帰ってしまうん｣




｢、うん……帰らなきゃ｣




帰らなきゃいけない




美味しいお米が



温かい家族が




この世界とは全く違う、別の世界が私を待っている




｢それにまだ分からないよ、帰れる保証なんて｣



一生帰れないかもしれないのに











それもそれでいいな、なんて喜んでいる自分がいる




｢まだ彼といたい｣なんて、心の中でどこか望んでいるのだろうか







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次の日




庭で掃除を手伝っていた時だった




ar｢貴方がA・ラ・インベルクね｣





ar｢この扉を開けてちょうだい



私にもこの家の中に入る権利があるわ！！｣



｢えっ、と？｣



門の前で騒ぎ立てる、甲高い声




柔らかいミルクベージュの髪に、キリッと開かれた目




いかにも気の強そうな見た目で、門番と揉めている





(彼女がアリス・フェアリーね)




二日連続、飽きずにやって来る執着心に若干引きつつ



気を引き締める




アリス様に声をかけようとした瞬間、景色が変わる




昨夜、私が向かった部屋だ



(魔法…？)












｢ゾムの、部屋…？｣





zm｢アリスを追い返す作戦を考えてん、手伝ってくれへん？｣





｢……わかった、協力する｣








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zm｢作戦名は"ラブラブしちゃおう作戦"や｣




｢もう既に、結構不安なんだけど、？｣



syp｢任せてください、チーノと俺のふたりで一晩考えたんですから｣




えぇ…これ大丈夫かな…？

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