嵐は突然現れる ページ33
レストランに行った日以降、彼を意識し始めた私は
ゾムと会話をまともに交わせていなかった
何となく距離が出来てしまったため、その間に心を落ち着けようと
仕事三昧な日々を送っていた
(大丈夫…大丈夫、こんな感情すぐおさまるから、)
あの日繋いだ手の感覚をまだ覚えていて
その度、なんとも言えない感情が込み上げる
syp｢休憩しましょか｣
ci｢お疲れ様です！｣
『最近かなり仕事ばかりのようですが…、少しは休息致しませんか？』
｢ううん、私は魔法が使えないし…
その分働かなきゃね…！｣
ふっかふかの椅子に座り込むと、立ち上がるのが億劫になる
皿の上に並べられた、クッキーを口に含んで
机に伏せる
ci｢はちみつホットミルクです！
最近寝れてないそうなので、よく飲んでください｣
といい、差し出されたコップを受け取る
｢ありがとう｣
一口、味わうように含んだ瞬間だった
ドアが勢いよくノックされる
ショッピはチラリと私の顔の方に目線を向ける
私が頷くと、ショッピは扉の方へと歩き出した
syp｢要件は？｣
ﾒｲﾄﾞ『アリス・フェアリー様が、｢奥様と当主様に会わせて欲しい｣との事です、！』
切羽詰まったメイドの表情に
名前を聞いた瞬間固まる、ショッピとチーノ
表情を暗くしたリリー
(何も分からないから、完全に置いてけぼりだ…、わたし)
syp｢またか、………今すぐ帰ってもらいましょう｣
ci｢俺らが相手してきますね｣
といい、出ていった護衛の2人
部屋には、私とリリーだけが残された
｢リリー、…あの
アリス・フェアリー様…とは？｣
『ゾム様の元婚約者、です』
そっか、ゾムにも……
そりゃそうだよね、彼は貴族だから…
(婚約者くらい……いくらでも、…)
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暁 - ｱｯ...ｲｹﾒﾝﾀﾞｯ...あ"ッ！！！！！尊い！！！！！ (9月4日 18時) (
レス) @page45 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
まるもち(プロフ) - z963さん» コメントありがとうございます！続編の方もお楽しみください~！ (2023年2月2日 23時) (レス) id: 24d60e6915 (このIDを非表示/違反報告)
まるもち(プロフ) - 紅華さん» ありがとうございます！めちゃめちゃ嬉しいです~！！ (2023年2月2日 23時) (レス) id: 24d60e6915 (このIDを非表示/違反報告)
z963(プロフ) - むちゃくちゃ面白かったです！お気に入りさせていただきました！ (2022年12月7日 21時) (レス) @page49 id: ac97849923 (このIDを非表示/違反報告)
紅華 - 雰囲気がめっちゃ好きです！応援してます！ (2022年12月2日 20時) (レス) id: 48ea772dde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるもち | 作成日時：2022年9月11日 11時
