【ヒロアカ】無差別個性

LISK.38 ページ38

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席替えのクジ引きで俺は1番を引いて
見事に真ん中の列の後ろから2番目という
良いような悪いような席を引き当てたが
とんでもなく大当たりなようで

緩んだ頰が引き締まらない

因みに隣は爆豪と緑谷で後ろが麗日前が切島だ
俺得の席すぎてヤバいの一言に尽きる




「爆豪も近いし最高だなー」

「本当だ。爆豪ちか！！一気に距離が近付いたな！つか上鳴どこ行ったんだ」

「なんでお前等そんなにくじ運良いんだよ！俺なんて1番前だからな！可笑しいじゃん！？」




まあ上鳴なら休み時間も普通にコッチに来そうだし大丈夫だろうと思う。ああ、でも爆豪のツンデレが見れなくなると思うと寂しいもんだ

アレは結構見てて楽しかった




「霧崎くん、デクくん近いね！」

「麗日くじ運良いんだな。1番後ろとか最高じゃん。そんなん言ったら梅雨ちゃんも1番後ろだけどさ」

「Aと麗日さんがいれば、僕この席でも何とかやっていける気がするよ……あはは、」




俺の隣にいる爆豪を見て遠い目をする緑谷

お前等2人何だかんだで席近いよな
出席番号も前後だから前の席では前後だったし
なに、腐れ縁的な何かがあるのか




「なに見てんだ、クソデク」

「え！！？いや、僕はその、A！Aを見てたんだよ！そもそも、かっちゃんを直視する事自体あんまりないというか……」

「ァア''！！？」




そんな直視する事ないとか言ったらキレるよ

緑谷今までは ちゃんと言葉選んでやってきたのに、いくらテンパったからって爆豪怒らせるのは本当に面倒臭いから止しておけよ




「テメェは誰の許可を得てAなんて呼んでんだァ？ァア''！！？言ってみろや、クソナード！！」

「そっちかよ！！俺の許可だわ！」

「なに許可してんだ！クソモブ！！」




爆豪の怒るツボ訳わかんねえ、と笑うと
なにを察したのか切島に「愛だな」と
訳わからん台詞を謎に頷きながら言われて

なに言ってんだ、と結構引いた




「爆豪って本当俺の事好きだなー」

「…………調子に、ノってんじゃねェ！！誰が誰の事を好きだって？もう一回言ってみろや！殺したろか！！仕方ねえから構ってやってんだわ！クソモブが！！」

「マジ？爆豪に構ってもらえるとか、チョーうれしーんだけどー、やべー」

「棒読み殺す……ッ！！！」




そのあと相澤先生によって収められ
爆豪と俺は教室で暴れるな、と散々注意された
暴れてたの爆豪だけやん……

謎の連帯責任発揮するなら せめて切島もだろ








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