胡蝶家末妹は出来損ない【鬼滅の刃】

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炭治郎side


Aと別れて、善逸を叱りながら歩いていると


「なぁ おい」


肩を叩かれた


「村田さん！どうしたんですか？」


村田さんは怪訝そうな顔をして意外なことを聞いてきた


「お前、蟲柱様の妹と仲良いのか？」


「そうですよ。」


別に否定する理由も無いし、する気もないので俺は事実を言った


だがしかし村田さんは眉間のしわをいっそう深くして話す


「やめとけよ、あいつに関して良い噂聞かないぞ。」


なぜそんな事を言うのだろう


でも村田さんからは本気で俺を心配している匂いがした


「大丈夫ですよ。普通に良い子だと思います！」


そんなに悪い子には見えなかったけどな


そんな俺を見て村田さんは深いため息をついた


「馬鹿言うなよ。あいつと蟲柱様の関係知ってるか？最悪だぞ。あの優しい蟲柱様が嫌うなんて余程の事がある限りないだろ。しかもあいつ、蟲柱様の継子の事をいじめてるらしいし。」


村田さんからは嘘をついている匂いはしない


でもAからは意地悪な匂いはあまりしなかった


どちらかというととても悲しい匂いがしたくらいだ


しばらく考え込んでいる間に


「お前が優しいのは知ってるけどさ、付き合う友達は考えた方が良いぞ。」


じゃあ次の任務があるから、と村田さんはいなくなった


「ねぇ炭治郎」


おずおずと善逸が聞いてくる


「なんだ？」


「さっきの女の子って…」


Aにもきっと何か理由があるはずだ


「今度会った時に聞いてみよう。」

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