胡蝶家末妹は出来損ない【鬼滅の刃】

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「まぁまぁ落ち着こう！？ね！」


まずお前が落ち着けよ


本当にうるさいな


『私の態度を不快に思ってしまったらすみません。でも貴方が口を挟むことでも無いと思うんですけど。』


冷静に冷静に


言葉に感情を表さないように


「いやぁね。でも喧嘩は良くないと思うな、折角の可愛い顔が歪んじゃってるよ！」


この黄色い物体は何を言っているんだ


『だから───』


関係ないです、と言おうとした時


「あ、ここにいたのか！」


先程聞いたばかりの声が耳に聞こえた


『炭治郎さん…。』


タイミングが最悪過ぎないか？


「急にいなくなったけど、厠にでも言っていたのか？そう言えば刀を忘れていたぞ。」


そう言って私の日輪刀を差し出してくれる


炭治郎さんは親切だしとても優しいと思う


ただデリカシーが無い


女子に厠のことなんて聞かないで頂きたい


『ありがとうございます。』


折角出来た話し相手を失いたくはないので決して口には出さないが


「ところで善逸はなんでここにいるんだ？」


知り合いだったのか


『知りません。いきなり話に入ってきたんですけれど。」


「また女の子にちょっかい出していたのか？」


前科があるのか


誤解なの、と喚いている善逸さん？を連れて謝りながら出ていく炭治郎さん


炭治郎さんってなんか…


不意に自分の顔が赤く染っていることに気がついた

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