196 page ページ49
.
.
少女が口を開け、歌い出した途端に少女と客席は白い光に包まれた。
突然の光はとてつもない眩しさで起きていた生徒たちは目を開けられていなかった。
♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚
・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚
三枝「………、。」
長尾「…、!」
弦月「……っ……」
彼女の歌声が広がっていくとき、観客は言葉を喋ろうとはしなかった。
叶「……!」
黛「……、。」
不破「……」
・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♫♦
いや、違う。
喋ることが、思考を動かすことが出来なかった。
ただひたすらに五感すべてを少女の魔法によって魅了されてしまっていた。
ある意味、支配魔法と近い形での制御であった。
.
.
「_______ヒトツ、。、ツ、ギ、…ハ」
葛葉「……!っ、さ、……!!」
.
.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬
「……、_______」
.
.
「_______オワ……リ__、マダ、ダ_カ。」
.
その瞬間突然、バリンっと歌魔法の光が割れた音がした。
光がすべて彼女の中に戻っていくと途端に辺りは先程と変わらない風景に戻った。
葛葉「……。っごほっ、!!!、…はっ、は、……」
叶「…けほっ、けっ、……んっ、……ふ、」
水槽に閉じ込められていた状態からいきなり地上に上がったような、そこにいた人達はハッとして呼吸をした。
弦月「…っ、は、ごほっ、……っ、」
長尾「……は、は、…っ、っあっ…、」
不破「……はぁ、っ……ごっ、は、……」
エリート魔法生である彼らですら、歌魔法にだけは叶わない。魅了されてしまう。
黛「……っ、はっ、は、……」
三枝「っ、ごほっ、……ごほっ、っは、」
「……、」
きっと少女は何も覚えていない。
今の行動は、少女が起こしたことではない。"少女の持った歌魔法"によって引き起こされたことだった。
2345人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しばいぬ - 続編把握です!!めっちゃこの小説好きです!!!! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です!ほんとにずっと楽しませて頂いてます! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい!続編把握です! (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます!更新楽しみにさせてもらってます!………ここ1日に7回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした!続き楽しみにしてます!ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時:2022年6月27日 21時