77,無防備 ページ5
〜夢主 side〜
ずるずると引き摺られて乗り込んだ車の中では、チョロ松を除く六つ子が揃っていた。
カラ「チョロ松はどうした?」
十四「置いてきた!」
『経営のほうでちょっとね…レンと一緒にそっちに回ってもらうことになった』
おそ「今回チョロちゃんいないのかー」
一「公平に決めた結果だし…」
トド「そうそう!
『みんなの頭だったら大抵のことはできるのに、勿体な〜い』
私の部下として何事もスマートにこなせるようにと、必要なもの全て叩き込んできた。
だからみんな頭良いはずなんだけど…
『普段の感じみてるとつくづく馬鹿だよなぁ…』
おそ「A?なんか言ったか?」
『イーエ、別ニナニモ』
カラ「とにかく、チョロ松は自分の仕事をしているんだ。俺達は俺達の仕事を全うしようではないか!」
『ハイハイソーデスネー』
一「…車、出るみたいだよ」
『お!では、いざ!茨城へ!』
・・・・・・・
車に揺られること約…どんくらいだろ?
忘れたわ。
カドクラの本拠地は茨城。
人里から少し離れた場所に建つ四階建てのビル。
周りは密林だから木に囲まれて周りからビルは見えない。
到着したのは午後7時頃。
まだあまり騒げないかなぁ…
『各自、サイレンサーはつけた?』
「「「はい!」」」
『それじゃ、行くよ!』
中では少数の敵が見張っていただけで、全員が驚いた様子でこちらを見てた。
私達が来ることを誰一人として知らなかったらしい。
ダメじゃんか、そんな無防備じゃ。
鳴り響くサイレンの音と、人が死ぬ時の悲鳴が混ざりあう。
『先に進む!来れる奴からついてこい!』
そう言い残して階段をのぼる。
エレベーターもあるけど、きっとカドクラの増援が降りてくるから。
?「いたぞ!殺れ!」
上から聞こえてきた怒号に顔を上げれば、何十人もの男達が階段から降りてきていた。
エレベーターじゃねぇのかよ…
『めんどいなぁ!』
ワイヤーを伸ばし、男達の首に巻き付ける。
ぐいっと引っ張れば、血をまき散らして首が飛ぶ。
おそ「わぁ怖い」
『うっせぇよ。ほれ、行くぞ』
おそ「はーい」
扉が見える。
もうそろそろ2階だ。
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夜風 樹(プロフ) - 結菜さん» コメントありがとうございます!いえいえこちらこそ!返信クソ遅くてすみません!シリーズすべてにコメントしてくださいましたよね!ありがとうございます!楽しんでいただけたのなら幸いです!これからも頑張ります!ありがとうございます! (2018年8月5日 11時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - コメントクソ遅くてごめんなさい!最初から全部読ませていただきました!とても楽しかったです!これからも作品作り、頑張って下さい! (2018年8月5日 6時) (レス) id: 4eaa158dbb (このIDを非表示/違反報告)
夜風 樹(プロフ) - メプルさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけてなによりです!次回作の方も頑張りますので、よろしくお願いします! (2018年6月9日 22時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
メプル(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しんで読ませて頂きました!新作も読みます!頑張って下さい!(●'д')bファイトです (2018年6月9日 22時) (レス) id: 57070503d4 (このIDを非表示/違反報告)
夜風 樹(プロフ) - ピカグさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました!これからも全力が頑張りますので、よろしくお願いします! (2018年5月28日 0時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜風 樹 | 作成日時:2017年11月12日 23時