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Aside
いつからこんなに弱い人間になったのか
朝目を覚まして
ベッドに寝ている自分に驚いた
なんだか頭がふわふわする
また望さんに迷惑かけてしまった
何やってるんだろ
もう、こんなんじゃ嫌われてしまうのも時間の問題だ…
いや、嫌われた方が
昨日会ってた女の人とも望さんはうまくいくかもしれない
私はいつかは望さんの邪魔な存在になるだろうし
そんなふうに思うようになった
だから
『嫌い…望さんのこと嫌いになったから』
気付けばそんなことを口走っていた
望「…なにそれ」
望さんの冷たくて低い声
怒ってる
望さんの顔を見れば
悲しそうなそんな顔をしていて
胸がきゅーって痛くなった
『ひとりでも大丈夫…もう迷惑かけないから』
そう言うと
望「なに勝手なことさっきから言ってんねん」
怒った口調で声も大きくなってきた
望「なんなん自分さっきから…」
早く嫌われなきゃ
望「もういい…勝手にしろ」
ドンッと肩を押された
望さんは寝室に戻ってガチャリと鍵をかけた
自分はと言うと
押された拍子で尻餅をついて
グラグラと視界が歪む感覚がした
早くこの家も出ないと
せっかく嫌われたんだから
気持ちが揺らぐ前に早くここを出ないと
必要な荷物だけ持って
家を出た
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みい(プロフ) - 更新ありがとうございます。これからどうなるのか気になります。頑張ってください (2020年3月8日 23時) (レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
runaruna1996051(プロフ) - ABさんの作品大好きなのですが、中でもこちらの作品がとっても好きです!!!♪更新楽しみにしてます♪ (2020年3月7日 22時) (レス) id: 493fdf05b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AB | 作成日時:2019年11月10日 13時