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望さんが居るって言ったのに
居ない
流星さんを見上げると
流「そんな顔せんでや、嘘やない…今接客中やから少し待っててや…」
そう言うことか
迷惑かけてしまっただろうか
でも逃げなかったら
またあの家に…
『っ』
流「俺も接客あるから、行くな？望にはちゃんと伝えとくから」
『はい』
眼帯を外して
部屋内をキョロキョロする
ここで働いてるんだ…
扉の奥でなんだか賑やかな声が聞こえてくる
BARとは違って
落ち着いた場所じゃないようだ
しばらく待ってると
勢いよくドアが開いた
『(ビクッ)』
望「Aっ」
抱きしめられて
酒臭さと女の人の香水臭さと少しだけタバコの匂い
望「どうしたん？ここに来て」
『ごめんなさい…』
望「別に怒ってへん…何があったんや」
『バイト先まで歩いてたら……』
ことを説明し終えると
望「なんなんそれ」
なんだか怒ってる望さん
やっぱり迷惑だったみたいだ
『ごめんなさい…すぐ帰る』
望「ちゃう…俺はそいつらに腹立ててんねん」
望「頑張って逃げてきたんやな、えらいで？」
頭を撫でられてなんだか力が抜けた
望「俺早退するから…帰ろ」
『え、でも』
望「ええから…Aが危ない目にあったのに呑気に女の相手なんかできひん」
『大丈夫なの？』
望「おん、ちゃんとさっきオーナーに断ってきたから」
…
本当に帰ってきてしまった
望さんのスマホを借りてバイト先に事情を説明して休ませてもらった
望「A怖かったやろ？」
抱きしめられた
またこの人に抱きしめてもらえるなんて
逃げて良かった
望「なぁ、ちゃんと決別したほうがええんちゃう？」
『え』
望「もう一度あの家に行ってはっきりと家を出るって言うんや…俺もついていくし」
『で、でも』
望「大丈夫や、俺が守るから」
『…』
望「俺やってAを守りたいし」
いつまでもあの人たちから逃げないといけないのは嫌だ
もう楽になりたい
向き合うしかないのか
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みい(プロフ) - 更新ありがとうございます。これからどうなるのか気になります。頑張ってください (2020年3月8日 23時) (
レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
runaruna1996051(プロフ) - ABさんの作品大好きなのですが、中でもこちらの作品がとっても好きです！！！♪更新楽しみにしてます♪ (2020年3月7日 22時) (レス) id: 493fdf05b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AB
| 作成日時：2019年11月10日 13時
