キスの味（紫・桃×緑） (ページ5)

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「やっほー神ちゃん」

俺にキスした次の日
平気で何もなかったかのように俺に挨拶してくるはまちゃん。

『何がやっほーやねん』

「あれ？まだ怒ってる？」

『当たり前やんっ』

「そうカリカリせんで…あ！」

『…なに』

「もしかして…ファーストキスやった？」

『…』

「うわぁ、ごめぇんっ笑」

コイツ…
ホンマに悪いなんて1ミリたりとも思ってへんやん絶対

めっちゃ笑顔やし

「ほな、ファーストキス貰っちゃったから…セカンドキスもついでに貰っておこかな？」

『ちょ、、何言って』

「俺な？ビョーキやねん…人とこうして交わってないと不安でしゃーないって言うか…ハハッ…せやから、治して？」

は？
病気？

はまちゃんが何言ってるか分からんで
頭が追いついてへん状況の中

また抱き寄せられ、キスされてしまう

『んっ、…！…はぁんっ、っんぅ、、んゃっ、、〜っ！』

またあの飴を舐めていたようで

まだ溶けきっていない、昨日より少し大きな飴が俺の口の中に入ってきたり

はまちゃんによって絡めとられたり

そうこうしてると
体の力が抜けていって

ガクッと膝が曲がって力が入らない

そんな俺に執着するように
キスで追いかけて
はまちゃんも一緒に体勢を低くする

昨日より、長く感じるキス

必死に息をしてはまちゃんの胸を押す

『ふぅんっ、、っ、んっ！』

「はぁ…」

『っはぁ！…くるし…』

苦しかったから勝手に涙目になってて
肩で息をして整える

「神ちゃん可愛い…もう一回」

はまちゃんが声をかけてきた
人気のない…いや、用がなければ誰も来ないような図書室へ繋がる階段下

はまちゃんがやってくるなんて
確信犯としか思えない

俺はいつからこの人に狙われていたのか