キスの味（紫・桃×緑） (ページ3)

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はまちゃんは、見た目すごくいい人そうなのに結構女遊びが激しいっていう噂が後輩の俺のところまで流れてきた

確かに、はまちゃん結構モテるもんなぁ

なんて思いながら、人気のない階段を登り図書室まで歩いてると

人影が見えた

誰かいる？

気にせず足をすすめていると

ぁ…

俺は足を止めた

人影がはまちゃんと、同じ3年生の女子の先輩やったから

告白か？とも思ったけどそうやない

あの距離は確実に…

「ん、、はぁ…」

2人はキスをしていた

はまちゃんの顔がうっすら見えた

女子を上から見下ろしながら
大人っぽい表情で

普段のはまちゃんとは違う
まるで別人のようなオーラに驚いていると

俺の視線に気づいたかのか
はまちゃんがこちらを見た

ばっちり目があって

そのあと女子の先輩に何やら耳元で話した

足早にその場を立ち去る先輩

はまちゃんは俺をじーっと見つめてゆっくりこちらに向かって歩いてくる

ど、どうしよ

あわあわしてると

「人のキスシーン盗み見するなんて…神ちゃん、実はムッツリやな？笑」

いつものはまちゃんのとオーラに戻っててホッとする

『いや、見るつもりはっ…ごめん』

「ええよ…わかってるから」

喉をククッと鳴らしながら笑って

いつものざくろ味の飴玉を口の中にコロンと入れた

『さっきの、はまちゃんの彼女なん？』

「…んーん、ちゃうけど？」

『え、、じゃあなんでキスしてたん？』

「んー…なんでって…キスしたいって言われたから？」

え、…？

この言動…

ホンマにはまちゃんは女遊び激しい人なん？

「びっくりした顔してる笑」

『そりゃっ、、するやろ』

「ウブやなぁ笑」

こんな日があって

それから俺は
結構はまちゃんがいろんな人とキスやらイチャイチャしてる姿を目撃するようになった