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4月
無事に東京の大学に合格し上京
のんちゃんのお家の方にもOKを貰って同棲する事に
一緒に家具選びして
2人で寝られるベッドを買って
順風満帆な中
初めての大学へ登校する日
ホンマに時が止まったかと思った
「バスケ部入りませんかー?」
各サークル、部活の勧誘のビラを配ってる人集りの中に
すごく懐かしい声がすると思えば
「バスケ部どうですか?……っ!」
『…は、ま…ちゃん?』
すっかり垢抜けて
前よりも男前になってるはまちゃんが居た
「神…ちゃん?」
『な、、なん、で?』
「神ちゃんこそ…なんで」
ブワッと涙が込み上げてきたけど
グッと堪えて
とりあえずビラをもらって
足早にその場を離れた
「ちょ、!…待って!」
慌てて俺の後を追ってくるはまちゃん
「神ちゃんやんな?…ここの大学受けたんや?」
『…うん…まさかはまちゃん居るって思わんかったけど…』
「…久しぶりやな」
『そうやね…久しぶり』
その後はお互い無言で
『…俺、行かな…』
「そう…やんな…あ、新歓…来る?」
『いや…俺は…』
「そっか……ぁ、、まだ…連絡先…持ってる?」
『…ううん…もう消した』
ホンマは嘘
消そうか迷って結局ずっと消せないまま
俺から連絡することなんて
ありえへんから…
「…そう、か」
『ほな…』
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AB(プロフ) - 虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民さん» ありがとうございます!励みになります (2022年2月7日 6時) (レス) id: 34544f3789 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民(プロフ) - 初コメです!すっごい素敵な作品でした!AB様の作品全て見させてもらってます、これからも頑張ってください! (2022年2月6日 21時) (レス) id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AB | 作成日時:2022年1月29日 18時