キスの味（紫・桃×緑） (ページ14)

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〜現在〜
望「…なぁ、なんでいつもその飴舐めてるん？」

『…もはや癖やな』

望「癖？」

『そう』

望「俺にもちょうだい」

『んっ、、んぅっ』

のんちゃんにキスされて
中の飴を奪われる

『あ、、返して』

望「取り返してみ？」

『ん、、ふぅん』

今度は俺からキスをしてのんちゃんから飴玉を奪い返す

望「んは、、もぅ、もっと舐めたい…この味…めっちゃ神ちゃんって感じの味がして好きやねん」

『どういうことやねん笑』

望「甘いのに…酸っぱくて…この少し独特な匂いが…神ちゃんの魔性な感じと、可愛らしい感じが出てる」

『んは、なにそれ笑』

望「もっとチュウする」

『ん、、ええよ』

望「そういうところめっちゃ好き」

『ありがと』

素直に好きを言葉にするのんちゃんは可愛い

前の俺には出来なかったことや

のんちゃんとは
高校生になった時知り合って

初めは友達やったのに
いつの間にか
こんなキスをするような仲になって

のんちゃんの猛アプローチを受けて
今はこうして付き合ってる

俺たちはもう高3

はまちゃんは今頃なにしてるんやろって思うことがある

はまちゃんはあれから一度も実家に戻ることなく、連絡も全く来なかった

はまちゃんは、あの日でキッパリと何もかも終わらせたんや

引きずったのは俺だけ

やっぱり、はまちゃんはずるい人や

俺はそんなはまちゃんの後追いしかできひん

この飴の癖も
魔性ぶってるところも
本心を隠すところも

全部あの人の影響を、モロに受けてしまってる

でも、今俺のそばにいてくれるのんちゃんだけは

手放したくなくて
こんなに俺のこと好きって言ってくれる人居らんかったから

はまちゃんに最初で最後の好きの言葉はすごく嬉しかったけど

こうやってのんちゃんみたいにちゃんと気持ちを言ってくれてる方が俺は安心するみたいや

『のんちゃん』

望「っ！神ちゃんが甘えてる！可愛い〜！」

『めちゃくちゃに気持ち良くして』

望「っ、、そんな煽って知らんからな？」

『ええの…のんちゃん感じたいから』