リトマス試験紙アルカリ性3

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神「A、おはよ」


『…(プイッ)』



神「いつまで怒ってるん」



『怒ってるんやなくて、嫌いになったの、話しかけんで』



神「…ってか遅刻するんやけど」



『…』



神「…ほんまごめん…俺はAとまた前みたいに仲良くしたいんやけど」



『…』




神「…今日は先に行くな？」




バタン…


流「ええの？」


『いつからいたし』


流「少し前…」


『…ええの、別に神ちゃんと絶交したって何も影響されへんし』




流「あっそ」





…


望「Aおはよ」


『…』



望「おいって」



『痛いんやけど』



望「なら無視すんな」


『うるせ、話しかけんな』



望「ごめんって」


『…』

望の言葉を無視して教室を出た





望「はぁ、どうしたらええんや…」

神「俺も…朝迎えに行っでもダメやった」


望「でもAもAや、頑固すぎる」


流「しゃーないやろ…許すっていうよりも嫌われたんやから」


神望『…』




…


流「飯食お」


『うん』



いつもの場所に


望と神ちゃんがやって来る




『…私やっぱり1人で食べる』



望「待ってや…ほんまにキツイ…そんな態度取らんでよ」




『…なんで嫌いな人とわざわざ一緒に居ないといけへんの？無理やねんけど』


出て行こうとすれば神ちゃんに手首を掴まれる


神「ほんまに改心したから、せやから…嫌いにならへんで」



『…一方的すぎるわ…アホ』


掴まれた腕を振り払って屋上を出る





あの2人の言葉なんて信用できるわけない



涼しい場所を求めて校舎裏の木下でご飯を食べる





ここもなかなかええ場所やな






宇野さんは私との件があって

あれから1人で行動してる



クラスの人も何かを察したらしい



望も神ちゃんも


私となんか居ないで宇野さんと居ればええやん





そんなことを思いながらお弁当を食べてると



流「ここか、やっと見つけた」



『…あんたはどこにでも現れるな』



流「俺を置いて行くな」




『知らんし、あの2人と食べればよかったやん』



流「俺はAと食べたいんや」



『…あっそ』








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