リトマス試験紙アルカリ性3

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病院に行かな



放課後になってすぐに荷物を持つ私




それに反応する流星と望と神ちゃん




特に説明することなんかない

と思って



教室を出ようとすれば望と流星に捕まる




望「足早にどこ行くん？」



『どこでもええやろ？』



宇「カラオケ行くんやけど。行かん？」



『行かへん』



神「なんか、ノリ悪いな？」



やって病院行かなあかんし



なんて思うけど



『ごめん』


宇「流星は、こないだドタキャンしたから今回は参加な？」




そう言って4人で教室を先に出て行った






…


病院に行って診断を受けて薬をもらった


これで大丈夫や




帰り道


駅の付近を通ると



4人を発見



宇野さんを取り囲むように3人が立っていて



美男美女の4人に街の視線を集めてた




すごいな






でもなんか


私の居場所があそこには無い気がして






なんでか知らんけど寂しさがあって





でもこれは自分でしたことやし

しゃーないんやけど





4人が楽しそうに歩いてるのを見て私は家へと帰った





…





宇「昨日めっちゃ楽しかったわぁ」


朝から元気な宇野さん




昨日から神ちゃんはお迎えに来てくれなくなり



どうやら宇野さんたちと登校してるらしい




私は相変わらず宇野さんと一緒に居たくなくて




1人になることが多くなった




お昼も1人で食べることが多くなった




ただ流星はそんな私を気にかけてくれてるみたいやけど





そんな1人での行動が多くなってから告白されることが多くなってきて





「俺と付き合ってください」




『…ごめんなさい』




この繰り返し



流「また告白されたん？」



『ん、でも振ってる』



流「ん、他の男と付き合うとか絶対許さんから」




このスタンスは変わらんみたい




2人きりになれば流星は私を抱きしめてくるし



キスもしてくる




『ん、ここ学校』



流「ええやん、キスしてるの見られたって…」



『勘違いされるやろ？』


流「その勘違い、大いに歓迎するわ」



『ふざけんな』




このやり取りも懐かしさを感じてる



でもそれを密かに見てる人がいるなんて







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