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幸せとは ページ34

流星side






Aの泣き顔を何回見たやろか…






でも



今日のは





いつもと違う








いつもは



何かを諦めたような


どこか傷ついたような


切なげな顔で泣いてたけど






今日は



涙を流しながらも

どこか嬉しそうで


何か吹っ切れたような



そんな泣き顔







可愛くて何回もキスしてしまう







俺のこの想いも…



いつかはちゃんと伝えなあかんよな






でも


まだ





Aには伝えてやんない








その時が来るまで











Aを抱いて




その次の朝が




幸せすぎる







俺の腕の中で寝てる姿や

ちょっと俺が動くと

それに反応して


ギュってひっつくあたり



可愛くて




離したくない




あー




こんなふうに思うなんてきっとこの先もAだけなんやろな









『…ん』



目を覚ましたAは


ポワポワしていて




長い睫毛をふわふわと揺らして

大きな目がゆっくりと開いていく





俺に気づいて嬉しそうに恥ずかしそうに俺の顔を見てる







可愛くて頬にキスをすると



また嬉しそうに笑っている





青「おはよ」



『おはよう』



青「体平気?」



『うん』



いつもより昨日は激しめに抱いたからきっとキツイはずやけど




腰を撫でると



ピクッと反応して


ゆっくり体を起こしコーヒーを淹れに行くと


ちょこちょこと付いてくる





犬みたいやわ




少しフラついてるから腰を抱いて支えてやると頬を赤らめて


恥ずかしそうにそっぽ向くから



少し意地悪したくなった




こんな朝を迎えた俺は



相当幸せ者な方なんやろな




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作者名:AB | 作成日時:2019年3月18日 10時

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