野良猫とひよこ

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機嫌が直った神山くんは



昼休みにどこに行くのかを教えてくれた



秘密の書斎に行くらしい






ツンツンしてると思えば


チラッとデレた部分を見せてくれるから



相変わらず野良猫な人や






気分やなのかなっと思えば


実は色々考えてくれてるみたいで





神「眠い…膝枕」



こんな風に隙を見せてくれるようにもなった




寝顔は可愛くて
綺麗な顔して眠る



どこか幼さが残る顔で



頬にキスをすれば


眠りを邪魔されたからか嫌そうな顔をして寝返りを打った





『ごめんごめん笑』




神「スゥ……スゥ……」





とても幸せな時間や




相変わらずのんちゃんから鬼電とラインが鳴るけど



電源を切って




神山くんとの時間を大切にした





教室に戻れば


望「また神山かよ」



ものごつ不機嫌なのんちゃん



『のんちゃんには関係ないやろ』


望「チッ……おい神山…放課後面貸せ」




神「あ？…」


望「タイマンや」



神「望むところや」



バチバチと火花が散ったように見えた




「え、神山くんと小瀧くんって仲悪かったの？」

「ってか接点あったんや」


「え、どっち強いんやろ」



険悪な雰囲気な2人に

教室の人たちも取り囲むようにしていた





…


『あ、神山く…』


神「何？」


『その、喧嘩になってしまって…』



神「何、俺負けるとか思ってるん？」


『や、そうやないけど…』


神「心配すんな」



『……私のせいやね…面倒なことに巻き込んでしまったわ』




神「俺の勝手や…Aのせいちゃう」





話していると


望「おい神山！…面貸せ」



のんちゃんがこちらにずんずんやってきて

私をチラッと見た後


神山くんを睨みつけた

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