ちびっこ2 (ページ22)

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チクチク言葉ページ22

照史side

夏まつりごっこがしたいっ！て子どもたちの声

夏まつりごっこしたろうやないかっと思って

お化け屋敷を子どもたちとお部屋に作っちゃいました！

神「Aちゃん、一緒にお化け屋敷入ろ？」

『うん』

ちょっぴりビビってるAちゃん
でもとも君が来てくれたから嬉しそう

望「Aちゃん俺もいい？」

ぎゅっと手を握って来たのんちゃん
今日もここの2人はバチバチか？

神「っ、のんちゃんは別の子と入りぃやっ」

ほら、はじまった

重「可哀想やろ…とものそれ、チクチク言葉やでっ」

そう。最近空組さんたちのお口がなんだか悪くなって来たから

チクチク言葉というものを教えてん

言われて傷つく言葉は言わんって空組さんのルールになってんねん

神「でもっ…俺はAちゃんと2人がええのっ」

板挟みになってるAちゃんはあわあわしてて

険悪なムードになってのんちゃんととも君睨み合ってるから助け舟を出したろ…

照「どないしたん？みんな怖い顔してるやん」

重「あっ、先生！ともがチクチク言葉言うてる!」

神「ちがう！俺はAちゃんと2人でお化け屋敷入りたいんやっ…せやから、後から来たのんちゃんはあかんって言うてるんやっ」

望「俺もAちゃんと一緒がええのっ！とも君意地悪してくる！」

照「んー…そうやっ！Aちゃんは２回お化け屋敷入ればええんちゃう？」

『２回？』

重「あっ！１回目はともと、２回目は望と…ってことやな？」

照「そうそう！」

『うんっ、ちょっぴり怖いけど…私２回入ってもええよっ』

望「ほんま？やったー！」

神「…」

どうや？
のんちゃんはAちゃんと一緒にお化け屋敷入れるってわかって喜んでるけど…

とも君の方は…Aちゃんを独り占めできひんで嫌そうやな

でも、反対してこうへんってことは…なんとか提案を飲み込もうとしてるんかな？

照「とも君は…どう？それでもええ？」

神「……Aちゃんがそれでええならええよ…」

頬を膨らませながら
少し拗ね気味でそう返事をした

それをしっかり見ていたAちゃんは
そっととも君の手を握って

『初めては…とも君と…な？』

首を傾けて上目遣いしてる

あざといっ！でも、天然でやってる！

神「っ…1番は俺とやっ」

とも君もわかりやすく機嫌良くなって
男の扱いほんま上手いなぁと感心してしもた

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