うちの兄貴は知らない【JK】

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私は22歳になった





防弾少年団は変わらず世界から人気でテレビをつけるとCMや曲が流れてくる





兄も変わらず私の家に来てご飯を食べたり、そのまま寝たりと去年と変わらない日々を過ごしていた





だけど私はついに限界というものが来た





なんでかは分からない、ただしんどくて、人と会いたくなくてもう自分が嫌になった





ジョングクの妹というだけで勝手に期待して店に来る人も陰口も全てが嫌になった





だから逃げ出した、全てから





職場の人に辞めさせて欲しいと伝えると理由を説明しろと言われ、1年以内ならいつ帰ってきてもいいと言ってくださった






『社会人として最低だよね…』





必要なら物を持ち電車に揺られながら釜山に帰る





マスクも帽子も被って私という人間を見られたくなかった。この世から存在を抹消したかった






『ただいま…』





随分疲れた顔をしていたのだろう、オンマは私を見るとすぐに抱きしめてくれた





M「おかえりなさい、何か食べる？」






『何もいらない』





食べたくない、飲みたくない、もう何もしたくない






私の頭の中はネガティブなことしか思い浮かばなくて自分でも嫌になるくらいダメ人間だ





M「おばあちゃんの家でしばらく過ごす？」





そんな様子を見ていたオンマはお茶を出し言ってくれた。お皿には私の大好きなお菓子があって、久しぶりに食べたくなった





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