振り付け師は黙ってれば美人 (ページ43)

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『またないな…』

あれからAはちょくちょく物が無くなっていた

そこまで大切と思っていなかったのか普通に過ごしていたがダンスに必要ないシューズがない

事務所のロッカーに予備のシューズを置いていたかそれもなくとぼとぼ練習生に入る

JM「遅かったね、寝坊？」

『シューズがない。予備もないしこりゃ大変だ』

JK「予備ってロッカーの？」

『うん』

大変と言いながらも大変さを感じられないのだがメンバーは探し始める

RM「どこにもないなー。最近物無くしすぎじゃないか？」

『疲れてんのかな、不注意が多い』

気付いていたがここでは何も言わなかったA

『もーいいや、裸足でやる。練習しよ、時間が勿体ない』

裸足で何曲も踊るのは足にも負担がかかるのに彼女はその状態で踊り出す

HS「あーあー、めくれてんじゃん」

IDOLのジャンプで負荷がかかったのか足の裏から血が出ておりホソクに手当てをしてもらったA

JK「ヌナどーするんですか？次は携帯がないとか言い出しそうだけど」

JM「携帯はしょっちゅう言ってる」

『ジョングクの瞳大きいよね、黒目がすごい』

JK「なんで今なんですか」

この状況をあまり深く考えておらず呑気なことを抜かす彼女だったがついに堪忍袋の緒が切れる出来事が起きた

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