もう一度だけ、君に逢いたい【JM】 (ページ22)

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言われた病院に駆けつけるとAの家族と僕の家族がICUの前にいた

JM「オンマ！！Aは！？」

Aはなんとか一命は取り留めたものの危なかったらしい

救急の活動中に患者を庇い鉄パイプの下敷きになった

綺麗な顔をしていたはずが今では傷だらけになっている

ただただ怖くて手足が震える

JM「死なないでって僕に言ったじゃん…」

面会が認められ優しく手を握るが反応してはくれない

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1時間ほど経っただろうか。面会の時間はもうじき終わってしまう時だった

JM「Aｯ！」

ゆっくりと目を開け僕の方を見た彼女

AN「先生！Aが目を覚ましました！」

先生や看護師が彼女の状態を見て、面会の時間を伸ばしてくれる

JM「バカｯ！死ぬなってお前が言ったのにお前が死にそうになってんじゃんか！」

『ごめん…笑』

JM「怖かった…。失いたくなかった」

『まだ生きてるから殺さないで』

ゆっくり話すAの手を握り笑う

JM「ごめんな、すぐに会いに行けなくて」

『今ツアー中でしょ？忙しいのに来させちゃった』

JM「たとえ外国にいても飛んでいくよ。Aの方が大切」

『ありがとう』

テヒョンも後ろの方で聞いていたがAに呼ばれ近くに来た

『今日はもう遅いから明日また来てくれる？そのときお話しよ。ライブの話も聞きたい』

JM「もちろん！絶対に行くね」

TH「僕も行くね！」

『ありがと。

ねぇ、ジミナ、愛してるって言って』

JM「愛してる、世界で1番」

armyたちの前で言う愛してるではなくAへ向けてのこの言葉は何か特別な気がした

『私も、愛してるよ』

まさかこれが、彼女と話す最後の言葉になるなんて思わなかった

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