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『早く起きろ』
JM「またそんなところから」
親同士も仲良くて家が隣、小さい頃から一緒にいる
この関係は世にいう幼なじみ
毎朝窓からハシゴを渡って僕の部屋に侵入する彼女
いつか僕が襲われるんじゃない?
『あんたみたいな芋襲うわけない』
JM「今から着替えるから見るなよ、変態」
見られたってどうってこともないんだけどね
『いってきまーす!』
JM「お前は言わなくてもよくない?」
『礼儀だもん』
2人並んで登校するのも日課
僕たちは今中学3年生。だから半年後に受験を迎える
だいたいは決まってるけどまだ親には言えてない
『高校生なったら寄り道できるな〜。冬は肉まんとか買って帰りたい』
JM「高校生じゃなくてもやってるくせに、この不良が」
『でもジミンより賢いよ?』
事実、遊んでそうに見えて学年トップ
遊んでそうじゃなくて実際遊んでる。普通に校則違反してる
JM「どうせ上京して賢い高校行くんだろ?」
『どうだろうね〜、個人的にはまだ地元いようとか思ったけど』
JM「あっそ」
冷たく返してるけど本当はまだいてほしい
思春期じゃん?素直になれるわけないんすよ
幼なじみという関係を利用してるだけで勇気がないから告白もできない
「お!今日も仲良く登校ですかい」
『仲良いのは事実』
まわりは付き合えとかばっかり言うけど、別れた場合また同じ状態に戻ることはない
だから僕たちは気付いていてもあえて何も言わないんだ
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作者名:桃 | 作成日時:2021年8月18日 21時