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11.親友君、またのご来店を ページ11

「…それでも、現実と向き合わなくちゃいけないんです。」

『そうですか…。』



親友の名は星雲 涼太。

同じ、うずまきに勤める17歳の男の子だ

明るい性格から皆に好かれ、感情を上手くだすことが出来ず、顰めっ面ばかりしていた雨芽のアドバイスをするうち親友とまで呼べる存在となった

どこか悲しげな表情の涼太に雨芽は最期まで何も聴くことが出来なかった



『___中原中也ッ』

「中也さん…ですか?」



唐突に名前を呼ぶ雨芽に敦は問うた



『違う、か』



雨芽の精神状態は現在誰が見ても不安定と言えるだろう



『私が、原因…。』

「雨芽さんが原因…?」

『_敵組織の狙いは何だと思いますか?探偵社への攻撃…?』



一階へ降りてきていた国木田が眼を伏せる



「青の使徒事件を思い出させるな」



懐かしそうに、瞳を細める

寂しげに

切なげに



『青の使徒事件と言えば…、麗しい女性が被害者でしたっけ』

「__否、彼女は…犯人だ」



少し間を置いて国木田が応える



『その女性という説は?』

「有り得ぬ。彼女はもう、この世にいないのだからな
それに…彼女は罪のない人間を殺したりなどしない」



国木田は肩を落とし、首をふる



「もし、仮に犯人だとしても_犯人はもう絞れているんだろう?」

『それが、ボスのみ不明なのです。__あのフョードルという男を含めても上の人間は何一つ把握出来ていないそうです』

「そう言えば太宰は」



その時だった

モンゴメリ、中也、太宰が現れたのだ

中也は意識を失い、太宰に担がれている

モンゴメリは溜め息をつきながら雨芽のもとへ歩いていく



「何て顔してるのよ、こんなときにまで無理して笑わなくていいの。もっと自分らしくいなさい」



雨芽の肩に手をおき、優しそうに笑う



『…涼太が笑っているのは救いだって言っていたんです。どんなときでも笑顔でいてくれって、その言葉が嬉しかったんです』

「ふふ、それが貴女なりならいいんじゃない?雨芽」



……敦はその間、呆気に取られていた

何故ならば、血濡れた上に銃まで転がっている始末のうずまき店内にてこの話は行われているのだから



「なんでこの人達話せるんだろう…?」

12.狂わしい幸福よ、いらっしゃいませ→←10.あら、御客様、いらっしゃいませ。



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ミレー - ラムさん» いえいえ大丈夫ですよ(*^□^*) 此れからも楽しみに待ってます(。-∀-) (2019年12月8日 10時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - ミレーさん» ♯41に恐らくあります.......。更新の間が空いてしまい、読みづらくなっていてすみません、(リア友宛で頼まれた小説を書いてるもので) (2019年12月7日 8時) (レス) id: 679c2774ae (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 中也様最後に何を言ったのでしょうか?(。-∀-) 続き楽しみですv(・∀・*) (2019年12月7日 7時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - ラムさん» ありがとうございます(≧∇≦) 楽しみですσ(*´∀`*) (2019年11月22日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - ミレーさん» まぁいとこですけどね笑笑 続きは更新しますよー (2019年11月21日 18時) (レス) id: 679c2774ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:少女F(旧ラム) x他1人 | 作成日時:2019年7月8日 0時

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