保健室の住人【今日から俺は】 (ページ38)

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｢そんなことが…
それにしてもアタシ見てイライラするってどういうことだよ！あの野郎
最近ほんっとに調子乗ってるよな～猛も｣

ちょーっと躾直す必要があるねえ

片桐｢お前ら二人の間で何かあったんじゃねえのか？｣

｢なにもねえよ。最近猛が付き合い悪くなった位で
そんなの見てイライラすんのはこっちだっつーの｣

片桐は立ち上がってその場を去ろうとした。それを血だらけの伊藤が声をかけて止める。

伊藤｢智司……｣

片桐｢あばよ｣

｢いつでもうち来いよ。相談ぐれえ乗ってやる｣

片桐｢おう｣

背中を向けたまま片桐は手を挙げて今度こそ本当にいなくなった。

｢伊藤。手当てしねえと｣

とりあえず水で洗い流さねえと、けどこの辺に水なんてねえぞ

そこに伊藤の彼女の京子が通り掛かった。

京子｢ｯ!?伊藤さん！｣

伊藤｢京ちゃん……！｣

京子｢何があったんですか？｣

｢喧嘩。男同士のな｣

京子｢じゃあ、Aさんじゃないんですよね？｣

｢あたりめえだろ？なんでダチで仲間の伊藤をフルボッコにしなきゃなんねえんだ｣

京子｢そう…ですよね｣

｢あとの手当ては京子、やってくれるか？｣

京子｢はい、やります！ありがとうございました｣

Aは京子に伊藤を任せて、自宅へ帰った。

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