５０８話 ページ17
｢昌磨くん！｣
名前を呼ぶとゆっくりと振り向いた昌磨くんは、どこかほっとしたような顔で近づいてきた。
昌磨｢Aちゃん、おつかれさま｣
｢おつかれさま〜。どうしたの？こんなところで｣
昌磨｢疲れたから抜けてきた。俺、英語苦手だし。会話とかあんま出来ないから｣
｢そっか(笑)じゃあさ、私と話そうよ｣
昌磨｢いいけど……Aちゃんはここに何しに来たの？｣
トイレ？と聞いてくる昌磨くん。
お手洗いとか言わないで、どストレートに聞いてくるあたりはさすが昌磨くんだ(笑)
まあ、私もそんなに言い回しとか気にしないからいいけど。
｢私は……なんだろ？まあ、昌磨くんと似たようなもん、かな｣
昌磨｢なにそれ。めっちゃハッキリしないじゃん(笑)｣
｢女心は複雑なの！｣
昌磨｢Aちゃんも複雑な女心持ってたんだ？｣
｢昌磨くん……それ失礼だよ……｣
昌磨｢冗談だよ。知ってるよ。ゆづくんでしょ？｣
｢え、｣
ズバリ言い当てられて、その真っ直ぐな瞳にすべて見抜かれてるのかなって思ったら何も言えなくなってしまった。
すると昌磨くんは真剣な顔から一転して、ブハッ！と吹き出した。
｢えっ？なに？どうしたの｣
昌磨｢Aちゃん、めっちゃ間抜けな顔してたから(笑)｣
｢さっきからひどくない？昌磨くんにいじめられるなんて思いもしなかった｣
昌磨｢ごめんって。でもゆづくんが関係してるのは正解でしょ？Aちゃんの顔見たら分かる｣
｢私、そんな分かりやすいかな？｣
昌磨｢鈍いって言われる俺ですら分かるくらいだから、相当だね｣
｢……｣
昌磨｢詳しいことは知らないけど……ゆづくんの気持ちは信じて間違いないと思うよ｣
ゆづくん、超がつくくらい頑固でわがままだし。
こう！って決めたら曲げないからね。
昌磨くんがそう言って背中をポンポン、と撫でてくれる。
｢そうだよね。小学生の頃からの付き合いの昌磨くんが言うんだから間違いないよね。ありがと。ちょっと元気出た｣
昌磨｢Aちゃんの役に立てて良かった。……あ、噂をすれば｣
｢え？｣
昌磨くんの視線をたどると、今まさに話題にあがっていた人がそこに立っていた。
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優里奈(プロフ) - エミルさん» 嬉しいお言葉……ありがとうございます(*^^*)付き合いたてってこんな感じかなあ……？なんて考えながら二人を動かしてます(*>_<*) (2021年10月3日 6時) (
レス) @page21 id: bb1624f74d (このIDを非表示/違反報告)
エミル(プロフ) - 初々しい二人の好きが溢れていて、可愛いカップルですね！こちらも幸せな気持ちになります(*´ω｀*) (2021年10月2日 23時) (レス) id: 68edaa3183 (このIDを非表示/違反報告)
優里奈(プロフ) - らっきさん» わー！ありがとうございます(≧∇≦)らっきさんの作品も楽しく読ませて頂いてますよ〜(*´ω`*)2人がくっつくまでの前置きが長すぎましたね(^ω^;) (2021年9月24日 22時) (レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
らっき(プロフ) - こんばんは！いつも読んでます(*^^*)ついに、２人のお付き合いが始まりますね！更新頑張って下さい！ (2021年9月24日 21時) (レス) id: 4da1a124c4 (このIDを非表示/違反報告)
優里奈(プロフ) - エミルさん» 私も書いていてドキドキしてました〜！一途なゆづくんに春よ来い！ですね( *´艸`)頑張って続き書いて行きます(p`･ω･´q) (2021年9月23日 23時) (レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優里奈 | 作成日時：2021年9月23日 22時
