最終ヒント ページ19
*
「えぇ? はぁ......?」
「か、か、噛んだああああ!!!」
いやいやいや。これは揶揄い失敗だ。乱歩さんは、ただ呆れている。笑ってください......馬鹿にしてもいいので......。呆れられるのが1番辛い。
「すっごく拍子抜けなんだけど。Aって、もうなんか阿呆を通り越してるよね。」
「うっ、はい......。 はぁ、私の報告書ぉ......!」
阿呆を通り越しているのは、今回ばかりは否定はできない。
「ん。もう日没。勝負は終わりだね〜」
乱歩さんは時計を見ながら言う。結局、報告書は書けないのか......ていうか、今日1日私は、いったい何をしていたのだ。
「はぁ。だいたいさ〜、何でAは探偵社に入ったの。」
「え。そ、それは乱歩さんが入りなよって、言ってくださって......」
あの事件があった日、乱歩さんが私を探偵社に勧誘してくれた。......乱歩さんには探偵社に勧誘してもらい、助けてもらったのだ。今の乱歩さんからは考えがつかないが。
「何で、僕は君を探偵社に勧誘したんだと思う?......それにしても、Aが入ったときは、驚いたな〜まさか......」
「って、私が探偵社に入ったのが何だって言うんですか? 報告書の件に関係があるとでも?」
私は乱歩さんの話を遮り、云った。乱歩さんの云っていることがわからない。何故、芥川龍之介の件から、探偵社に勧誘されたことになるのだろうか。
「あるよ。ヒントだから。勿論、芥川龍之介の件のね。」
これが、ヒント......?
「1つ目のヒントは、Aのことということ。これは話したよね。そして、2つ目は、僕が探偵社に勧誘した理由。これが、芥川龍之介が流血をしていた事に繋がる。」
「え、えぇ??」
「阿呆な君に云ってもわかんないかっ! これが最終ヒントだからね! せいぜい考え給え!!」
乱歩さんはそう云い放つが、私にとってはチンプンカンプンだった。
228人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜柊華(プロフ) - らおらおさん» 有難うございます!! 更新ペースめちゃくちゃ遅いですが、気長に待ってくださると有り難いです! (2019年4月27日 7時) (レス) id: 2ba62656ff (このIDを非表示/違反報告)
夜桜柊華(プロフ) - 坂竹会長さん» 有難うございます!! お気に入りだなんて嬉しいです笑 (2019年4月27日 7時) (レス) id: 2ba62656ff (このIDを非表示/違反報告)
らおらお(プロフ) - 無理せず更新頑張ってください!応援してます! (2019年4月2日 13時) (レス) id: ee472e7980 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 今までの乱歩さんの小説のなかでお気に入りの小説です!!ぜひぜひ更新してください!!今なら絶賛!鼻からケチャップが……((殴 季節の変わり目ですのでお体にはお気をつけて〜♪ 失礼しました_ーд#_;; (2019年3月23日 15時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜柊華(プロフ) - しあ(^.^)/さん» 有難うございますっ!! 更新遅いですが、頑張っていきます! (2019年3月23日 7時) (レス) id: 2ba62656ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゅうか x他1人 | 作成日時:2018年9月17日 19時