#me ページ3
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かなり探した。でも見つからない。
こんなに人がいたら、もうずっと見つからなさそう
「…やっぱり、来てないのかな」
ふと声に出した時、見覚えのある坂を見つけた。
道なのかよくわからないくらい細く、暗い場所
この上は、しばゆーのお気に入りの場所。
そこで、私はしばゆーに恋をした。
あそこからは夜景も綺麗に見えるし、きっとこのライトアップされた紅葉もよく見えると思う。
少し探し疲れたから、行ってみようかな
そう思って坂を登るけど、かなりしんどい。
人が通るような場所じゃないし、しばゆーにとっても秘密スポット的な所だから、気づかれないようなとこにあるため余計に人が通らないから道にもならない。
こんな所を、しばゆーは私をおぶって登ってくれてたんだ。
あの時は、本当に嬉しかった。
そして、なんとか登り終えてたどり着いた場所で、想像もしてなかったものが目に入った。
嘘でしょ？
「しばゆー…！」
黄「…え、A……？」
柵に寄りかかって、下を眺めてる彼がいた。
まさか、ここで会えるなんて思わなかった。
ずっと探してた
だから、姿を見ただけで泣きそうになってしまう
「やっと見つけた…」
黄「…てつやは？」
「とっくに解散したよ」
黄「そうなんだ…てか、なんでここに…」
不思議そうに私を見るしばゆーの横まで歩く。
「しばゆーの事、探してた」
そして、見つけた。
逃げない、心に決めた。
「言いたい事があるの」
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作者名：SORAMIA | 作成日時：2019年10月7日 13時
