43話 ページ45
平助「土方さーん、連れてきたよー」
平助君が襖の前に立つと、声をかけた。
土方「あぁ、入ってこい。」
貴方『失礼します。』
平助君の後に続いて入る。
私は腰を下ろす。
土方「平助、お前はもう戻っていい。
ご苦労だった。」
平助君は部屋から出ていく。
土方「忙しい中、呼び出したりして悪かったな。それでだ、夜にでも討ち入りしようと思う。」
土方さんは真剣な眼差しを私に向ける。
あれ、古高とやらがもう掴まったのか?
どうりで今まで幹部の人達がせかせかしていたのか。
土方「お前も一緒に来て欲しい。」
え、いやそのために剣術習ったんだけどねぇ
もちろん行きます!
と、言いたいところなんだけど.......
土方「負傷者の治療を任せたいんだ。」
でも、今動けない隊士達はどうなるのか、、
貴方『私がここを出たら、今動けない隊士達
は......』
土方「それならあいつに任せるから安心しろ。」
アイツって、
貴方『雪村さんですか。』
千鶴ちゃんなら安心か笑
土方「それに、ここまでずっと頑張ってるじゃねぇか」
え?
土方「稽古つけてもらってるんだろ?今のお前なら自分の身ぐらい守れるだろう。なんかあれば俺達で何とかしてやるから。」
貴方『分かりました。足手まといにならないよう、努力します。』
私も討ち入りに参加することとなった。
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作者名:優南 | 作成日時:2019年9月21日 17時