･ ページ30
･
___Aside
額の真ん中付近に前髪がある感覚がずっと気になる。
気になりすぎて授業中に何回自分の前髪を触ったことか。
__この前髪のせいで角名くんを避けちゃうんだよなあ···
今朝も角名くんが朝練終わって教室来た時、
目が合う前に思いっきり顔逸らしちゃったし。
幸か不幸か7月の席替えで角名くんとは離れてしまって、
角名くんが座る列の前の方にいるから授業中に顔は合わない。
_話したいなあ。
_でも前髪恥ずかしいし。
_大好きな彼氏の前ではいつもベストの状態でいたいからなあ···。
悶々と頭の中でずっと葛藤を繰り広げる。
_でもこのままうじうじしてても駄目だ
_いつかは話さないといけないんだし!!
と、ようやく決意する。
私が避けちゃった分、私から話しかけよう。
うん!!そうしよう!!
放課後角名くんが部活行く前に一緒に帰らないか誘おう!!
_
「えー、じゃあ今日の日直は···三嶋と斎藤ー。資料運んでおいてくれ〜」
「ゲッ、そういえば今日日直だった···」
色々考えすぎて忘れていた、
今日日直じゃん·····
まあでもこれで角名くんとは顔合わないだろうから·····
うん·····まあいいとしよう·····(複雑)
「おーい、三嶋？はよ行かんと休み時間終わるで？」
「えぁっ、あ、うん!!」
「···考え事しとるん？珍しいな
もしよければこの斎藤が聞いてあげよか？
俺モブやけど話せば楽になるかもしれへんしな」
斎藤くん···。
話したことないけどいいやつだね·····。
話したことないけど(2回目)
「いや、あのね、前髪がずっと気になっちゃってさ···」
「あー、切ったんやね」
「うん。でも失敗しちゃってさ〜
この前髪で角名くんと顔合わせられないんだよ〜」
「あー、お前ら付き合っとるんやったね。
似合ってるからいいんとちゃう？可愛いで。」
「さ、斎藤くん···(ﾄｩﾝｸ)」
「でもリア充は嫌いや」←非リア
「あ、なんか、ごめん」
「余計虚しいわ。
てか、資料運び行こか」
「あ、そうだった」
_
「·····」
「スナ？どしたん？」
「···いや？別に？」
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えむ。(プロフ) - 梦雨さん» コメントありがとうございます…！ハイキューで話を書くのは初めてで上手く表現できないところもあったのですが、そのような言葉を頂けて私としてもとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年9月9日 23時) (
レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
梦雨 - すごく素敵なお話でした…！！最高でした、面白かったです！！ (2021年9月9日 19時) (レス) id: 508416840e (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - カラメルさん» コメントありがとうございます!!沢山数のある作品の中でこの話を選んで読んでいただけたことがとても嬉しいです!!テスト勉強は無理のない程度に、、!!主ももうすぐテストなのでお互い頑張りましょうね!! (2020年11月9日 18時) (レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
カラメル - 完結おめでとうございます！今、テスト期間中で…何か癒しを！と思って選んだ作品がこれでした。角名くんかっこいい！かっこよすぎる！こんな素晴らしいお話を書いてくださり、ありがとうございました！テスト頑張ります(^^) (2020年11月9日 17時) (レス) id: c0968ba8e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - わぁぁ!!嬉しい言葉をありがとうございます!!完結までのあと少し、応援してくれると嬉しいです、、!!頑張ります!! (2020年10月24日 18時) (レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜々 | 作成日時：2020年8月18日 23時
