12話 ページ13
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「···も、もしもし？」
『あ、三嶋さん？』
電話の向こうから角名くんの声が聞こえた。
_電話だからか、いつもよりちょっと声が低く感じる。
···なんか、変な感じ。
『ごめんね、急に。勉強してた？』
「ううん、ちょうど終わったところ」
『なら良かった』
角名くんの少し笑みを含んだ声にドキッとしてしまう。
__角名くんは今電話の向こうでどんな顔してるのかな。
「な、なにか用事？」
『あ、いや、別に大した用はないんだけど
···三嶋さんの声が聞きたくなった、って言ったら引く？』
「、え」
···三嶋さんの声が聞きたくなった···？
···え？
『···三嶋さん？』
「へ!?、う、ううん!!全然、引かない!!
私も角名くんの声聞きたかった···し···」
···あれ、私勢いに任せて変なこと口走ってない？
「え、いや、あ、今のは!!」
『バッチリ聞いたよ』
「ぅええ」
『···そっか、三嶋さん、俺の声が聞きたかったんだー？
じゃあずっと喋っていようか？』
「ちょ、ほんとに勘弁して···」
『オッホホ』
角名くんはクスクス笑いながら私を揶揄う。
_角名くんってＳなのか。
···ていうか!!角名くんも私の声が聞きたいって言ったじゃん!!
自分の事は棚に上げるのか!!
『···じゃあ俺の声が好きな三嶋さんにお願いしていい？』
急に真面目な声になった角名くんが私の耳を擽る。
「···うん。どうしたの？」
『もし俺が期末テスト学年で10位以内に入ったらなんでもひとつだけ言うこと聞いてよ。』
「え···10位って結構上目指すね···」
『俺本気だから。···いい？』
「いいけど···どんなお願い？」
『んー···』
ないしょ、楽しみに待っててよ。
なんて電話越しに聞こえた声はちょっとだけ色っぽかった。
···やっぱり角名くんは私の心を操る天才だ。
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えむ。(プロフ) - 梦雨さん» コメントありがとうございます…！ハイキューで話を書くのは初めてで上手く表現できないところもあったのですが、そのような言葉を頂けて私としてもとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年9月9日 23時) (
レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
梦雨 - すごく素敵なお話でした…！！最高でした、面白かったです！！ (2021年9月9日 19時) (レス) id: 508416840e (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - カラメルさん» コメントありがとうございます!!沢山数のある作品の中でこの話を選んで読んでいただけたことがとても嬉しいです!!テスト勉強は無理のない程度に、、!!主ももうすぐテストなのでお互い頑張りましょうね!! (2020年11月9日 18時) (レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
カラメル - 完結おめでとうございます！今、テスト期間中で…何か癒しを！と思って選んだ作品がこれでした。角名くんかっこいい！かっこよすぎる！こんな素晴らしいお話を書いてくださり、ありがとうございました！テスト頑張ります(^^) (2020年11月9日 17時) (レス) id: c0968ba8e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - わぁぁ!!嬉しい言葉をありがとうございます!!完結までのあと少し、応援してくれると嬉しいです、、!!頑張ります!! (2020年10月24日 18時) (レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々 | 作成日時：2020年8月18日 23時
