病んでる愛を【呪術廻戦】

五条悟 愛してるなんて リクエスト2 ページ32

ガチャとドアを開ける音がして、Aが顔を出す。


『家入って。』


言われるがままに家に入りリビングのソファーに座らされる。
いつもより真剣な表情のA。いつもならもうキスをしてそのまま初めてるところなのに、
今日はそんな雰囲気が一切ない。まあ当たり前か。昨日僕に浮気してる事がバレたんだから。


「昨日いた男誰なの？」


もう分かっていることを聞く。浮気相手でしょ？でも傷ついたからこれぐらい困らせてもいいよね。
そう自分の事を正当化させていると、Aからは思ってもみない言葉が返ってきた。


『彼氏なの。最近付き合った。
本気だからもう悟とは会わない。それを今日伝えようと思って。』


「どういうこと？？あいつは浮気相手なんだよ？僕が彼氏だから、
僕と会わないんじゃなくてあいつと会わないの間違いでしょ？」


『悟とは付き合ってないよ。だいたい、偶に会って体を重ねたぐらいでしょ。
私は本当に彼の事を愛してるの、彼も私の事を愛してる。酷な話だけど許して。』



“もう連絡先も消すから。バイバイ”そう言いながら、放心状態の僕を家から追い出した。
雨に打たれながら家に帰る。その帰路はとても長く感じた。雨に打たれるうちに頭が冴えてくる。


“私は本当に彼の事を愛してるの、彼も私の事を愛してる。”


今まで散々僕に愛してるって言ってた癖に、、、。







許さない。





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