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家に帰ってすぐ、ママからあまりにもタイムリーなお願いをされた。
「樹んちにこれ持っていってくれる？」
渡されたのは、パパの趣味である家庭菜園で収穫したのであろう野菜たちが、いっぱいに入ったビニール袋。
…絶対関係ないけど、あふれるほど入れすぎて今にも破れそう。
「えー…」
「いつも持っていってくれるじゃん。頼んだよ！」
私の返事なんか聞かずに、話を終わらせてさっさと夕飯の準備を始めてしまったママ。
ほんと、昔から人の話聞かないんだから。
しぶしぶその重いビニール袋を持ち直して、荷物を放り投げ、制服のまままた家を出た。
隣だからそんなに苦じゃないし、いいんだよ。いいんだけどさ、傷ついてる以上にちょっと気まずいじゃん、幼馴染に彼女が出来るのは。
「樹ママー、野菜持ってきたー！」
「わ、ありがと、A！」
たまたま庭にいた樹ママに声をかけると、「いつもありがとうねえ」ってちょっと嬉しそう。
それに、庭で渡しちゃえば家に上がらなくていいかなって思ったんだけど。
「上がりな！今日アイス買ったの。」
「えー、いいの？」
「いいのいいの、樹いないし！」
彼女か。彼女とどっか行ったのか。できれば大我くん辺りとカラオケだったら嬉しいんだけどな。
ちょっと気分は下がったけど、アイス食べれるし樹もいないから、喜んで上がらせてもらうことにした。
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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください！🎶 (2022年8月26日 19時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる！気になる！続編楽しみにしてます！！ (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年8月15日 17時
