Whereabouts (ページ20)

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ジェシーside

あの後、再び3時間ぐらい眠った樹。

次に目を覚ました時には、熱も7度5分まで下がっていた。

もう寒気もないらしい。

起きた樹は、お腹を撫でる仕草をした。

つまりは、お腹が減ったということ。

ジ「そういえば何も食べてないね笑。ちょっと待って？お粥さん作ってくるね〜」

“待って”と言ったけど、結局俺の後ろをトテトテとついてきた樹。

ぱぱっとお粥さんを作って、リビングのソファーに座る。

床まで届いてない足をブラブラさせながらまだかと待つ樹は、最高に可愛い。

ジ「熱いかもね笑。ふーふー」

ふーふーして、樹の口元に運んでやると、ぱくっと食べた樹。

樹(〜♪

ジ「AHAHAHA！おいし？」

樹(ｺｸｺｸ！

軽めに1杯作ったお粥さんを、全部食べた樹は、俺の膝の上に乗ってきた。
そのまま、身体を丸めるようにして眠ってしまった。

まるで猫みたい。

サラサラの髪に指を通しながら、何度も頭を撫でた。

早く声、戻ってくるといいね。