書記長の相棒【wrwrd】

▽ ページ33

『ちょ、ゾムッ』


zm「着いたで！」



目の前には扉で、なにかのお店らしい場所
中に入るよう言われ中に入ると
そこはバーのような場所で



「いらっしゃいませ、ってゾムか」


zm「Aの見たってや！軍曹！」


「新しい幹部さんのね、わかった
初めまして軍曹です。こちらへどうぞ」


zm「俺待っとくからゆっくり選んできいや」


『？わかった』



話を聞くところによると
軍曹さんは元々幹部だったらしい



gs「ゾムが誰かを連れてくることは滅多にないんだ
Aさんを連れてきた時びっくりしたよ」


『そんなに連れてこないんですか？』


gs「幹部ですら連れてくることが少ないからね
ひとらんとかはよく来るけどそれくらいだよ

さて、着いた」



地下の階段をおりて着いた先は武器庫だった



『すごい……』


gs「ここは専用の武器庫なんだ
武器庫って言っても素材から作ったり持ち主に合わせて武器を作ってるから材料庫って感じにもなるけど」


『専用ってことは誰かの…ゾム専用ですか？』


gs「ははっ、ゾム専用じゃないよ
ここは我々国幹部専用なんだ
まぁ俺が信用した人間のみなんだけどね」


『じゃあ私入ったら』


gs「いいよ、Aさんも幹部なんだし
ゾムが連れてきたってことは
信用して大丈夫ってことだから

何の武器を使ってるか聞いていい？」



そうとうゾムは軍曹さんから信頼されているらしい



『ずっとこのナイフ使ってるんです
もっと使いたいんですけど切れ味がどうも悪くて…』


gs「トントンが言ってたのはAさんのことか」


『え？』


gs「トントンもそれと同じナイフを
俺に研いでくれって言ってたんだ
ナイフなんて使ってるところ見たことなくて
なんでか聞いたらお母さんとの約束を守って
相棒を守るために必要だってって言ってた」


『お母さん…………そうですか』


gs「じゃあそのナイフ研いどくね、他は大丈夫？」


『一つ新しい武器を作るのを頼まれてくれませんか』


gs「いいよ、なに？」









zm「お！いけたか？」


『ずっと待っててくれてたの？』


zm「待っとく言うたからな」


gs「じゃあできたら連絡入れるね」


『はい、お願いします』


zm「また来るわ軍曹」


gs「はいはい、またおいで」



軍曹さんのお店から出て次は服屋さん



「あら、ゾム様と新しい幹部のA様じゃない」


zm「おばちゃんコイツの服見たって」


『え、服？』


zm「新しい服いるやろ？選んできいや」

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