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気づいたら知らん場所やった
周りを見渡せば05がいて
体を揺すり、起こした
『ん……っ10』
ぎゅっと抱きしめられた、俺は抱きしめ返し
あの後何があったか話を聞いた
あの後05が俺を連れて逃げ出したそうで
逃げてる途中で親切な人に会い
助けてくれたのだそう
俺が目を覚ましたのは
それから2週間たった今日だということ
『はなせる？？』
10「ぁ、05…ぃ…け、そう」
ぽつぽつと少しずつ声を出してみると
案外話せるようで
すぐに喋れるくらいには良くなった
「あら、起きたのね！」
知らない人だ
ニコニコ笑ってなにか手に持ってる
殺されるのか……？
そう思うと怖くなり05を
かばうように前に出て威嚇する
『敵じゃない、助けてくれた人……』
10「！……ご、ごめんなさっ」
持っていたものを近くのテーブルに置き
俺に手を伸ばした
殴らんといて、謝るから、もうせぇへんから
「大丈夫よ」
その人に頭を撫でられた、なんで？殴らへんの？
「あなた達2人を殴らないし、怒らないわ
お腹すいたでしょ？ご飯食べる？？」
持ってきてくれてたのは食べ物らしい
なんやこれ…はじめてみる
『美味しいよ、最初は怖くて食べれなかったけど
毒も入ってないから…い、いただきます』
10「…い、いただきます？」
05がなんか握ってる、それ何？
変な食べもんすくって口に入れた
俺も真似してやってみる…
ん、なんやめっちゃ美味しい
「そういえばずっと聞いてなかったわね
2人の名前はなに？？」
『私は05、こっちは10』
「…番号が名前なの？」
『そう、首にもある』
05は首に巻いていた包帯を外して見せた
そうすると女の人は笑わなくなった
何か考えてるようにみえた
「……そうなのね、番号の以外の名前はある？」
『…ない』
「そう、なら名前決めちゃいましょう！
もう番号で呼ぶのはダメよ？
あ、私も名前言ってなかったわね、マリーよ！」
『ま、まりー？』
10「まりー、さん」
「そう、マリーよ
ご飯食べたら2人で名前考えなさいね！
決まったら私に教えてくれる？？」
10「名前……大事なん？」
「えぇ！もちろん！
大切な人につけて貰えるのならもっと大事よ」
『大事…』
「ゆっくり考えたらいいわ！
食べたらそこ置いておいてね」
そう言うと俺の首の包帯と
05の首の包帯を取り替えて部屋を出ていった
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とらねこ(プロフ) - きのこ(em推し)さん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！ (2019年12月23日 20時) (
レス) id: 9cd26393a2 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - すごくすこすぎてすこです(((( (2019年12月23日 16時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
とらねこ(プロフ) - コメありがとうございます！主を読んでくださってありがとうございます！嬉しいです！体調に気おつけて頑張ります！！ (2019年12月14日 10時) (レス) id: 9cd26393a2 (このIDを非表示/違反報告)
雨哀 @おこめ二号(プロフ) - 主を読んだ事あります！！ずっと読み返して何度も読み返してって、完結して読み終わった小説でそこまで覚えているのは主だけです！今回の小説も面白いですね…！！更新待ってます！！！お身体に気を付けて頑張ってください！応援してます！！（長文失礼しました） (2019年12月14日 7時) (レス) id: b35c58fe51 (このIDを非表示/違反報告)
とらねこ(プロフ) - ?いちごミルクさん» コメありがとうございます！そう言っていただけるとは！嬉しいです！ (2019年12月14日 0時) (レス) id: 9cd26393a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらねこ | 作成日時：2019年12月5日 19時
